ラジコン版『マリオカート』でさらに「玩具+ゲーム」路線へ進む任天堂
8月に全世界で発売された、レゴブロック上でマリオのフィギュアを動かして遊ぶ“レゴ×マリオ”の「レゴ スーパーマリオ」に続き、10月にはこのラジコン版『マリオカート』と、リアルな玩具と『マリオ』ゲームの融合が相次いでいます。
新型コロナウイルスの影響で開業が延期となってしまいましたが、マリオの世界観が体感できるUSJの任天堂エリア「SUPER NINTENDO WORLD」も本来はこの夏にオープン予定で、マリオがゲーム世界から次々に飛び出していると言っても過言ではないでしょう。
前述の「スーパーマリオブラザーズ35周年 Direct」の発表では、そのほか『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』も反響が大きく、公式ショップではあっという間に予約終了となりました。こちらは懐かしい「ゲーム&ウオッチ」に2.36インチのフルカラーディスプレイを搭載し、ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』と『スーパーマリオブラザーズ2』、ゲーム&ウオッチの『ボール』(キャラがマリオ)が収録されているというもの。リチウムイオンバッテリー内蔵で電池交換不要なのも嬉しいところです。 ソフトを入れ替えれば1台でさまざまなゲームが遊べるという点が「ビデオゲーム」の長所でしたが、これからはモノ感、アナログ感がますますヒットのカギを握りそうです。ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
PS陣営がハードスペックを高めてPS5を発売するのと対照的に、任天堂はリアルな玩具に、TVゲームで培った技術や遊びのアイデアを入れ込む「アナログ+デジタル」路線に舵を切っているように見えます。
ダンボールキットにJoy-Conを組み込んで遊ぶ『Nintendo Labo』を筆頭に、今後もSwitchの仕組みを使うアナログ+αのゲームが登場するものと思われます。
たとえば『マリオゴルフ』なら、おもちゃのパターとパターマットにNintendo Switchを組み合わせる遊びも考えられますし、マリオではないですが、「シルバニアファミリー」のような『どうぶつの森』のドールハウス&ミニチュアセットへ展開するのもありでしょう。どういうゲーム性になるかは未知数なものの、仮に『スプラトゥーン』とルンバといった異色コラボで家電方面にも進出できるかもしれません。何と組み合わせるか、楽しみは広がります。
前述の「スーパーマリオブラザーズ35周年 Direct」の発表では、そのほか『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』も反響が大きく、公式ショップではあっという間に予約終了となりました。こちらは懐かしい「ゲーム&ウオッチ」に2.36インチのフルカラーディスプレイを搭載し、ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』と『スーパーマリオブラザーズ2』、ゲーム&ウオッチの『ボール』(キャラがマリオ)が収録されているというもの。リチウムイオンバッテリー内蔵で電池交換不要なのも嬉しいところです。 ソフトを入れ替えれば1台でさまざまなゲームが遊べるという点が「ビデオゲーム」の長所でしたが、これからはモノ感、アナログ感がますますヒットのカギを握りそうです。ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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