実家に眠るトレーディングカードが大化け? 新作カードでも高額買取の可能性あり
子供のころにトレーディングカードゲーム(TCG)で遊んだことがある人は多いでしょう。このTCGは、対戦をするだけでなく、カードをコレクションするといった目的もあります。40代なら、子供のころに「カードダス」でドラゴンボールやSDガンダムなどのカードを集めた人も多いと思います。
これらのカードには遊ぶための明確なルールはありませんでしたが、対戦用のHPなどが記載されていたことは覚えているでしょう。
TCGが盛り上がるようになったのは、1993年にアメリカで発売された「Magic: The Gathering」(MTG)の影響が大きいでしょう。日本にも輸入される形で導入され、当時はマニアたちの間で瞬く間に広まりました。その後、1996年には『ポケットモンスター』を題材にした「ポケモンカードゲーム」、1999年に「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」など、さまざまなカードゲームが登場し、日本でも一般層に広まるようになったのです。
このTCGは、今ではアナログ玩具最大の市場になっているといわれています。現在は、『コロコロコミック』とメディアミックスされている「デュエル・マスターズ」(デュエマ)、「ポケモン」、集英社・コナミの「遊戯王」が3強としてTCG界に君臨し、プレイヤー人口を大きく伸ばしています。
こういった背景があるTCGですが、実は稼ぎやすい転売商材ともいわれ、「カードゲームは株と同じ」なんていう人もいます。現在のTCGの先駆けであるMTGの「ブラック・ロータス」といわれるカードは、1800万円ほどで取引がされているのです。
国内でも、本物なら数千万とも言われる遊戯王の「青眼の究極龍」や「ブラックマジシャン・ガール」といった100万円超えのカードが存在。ポケモンにも「20th記念ピカチュウ」や「ガルーラ」といった300万円超えのカードが存在します。
(注)公式によるレプリカや偽物なども存在。そのためTCG専門の鑑定会社もあります。
当然これらのレアなカードは初期のころのカードで、まだ知名度が低かったり、抽選の景品だったりしたわけですが、今ではカネに糸目をつけず血眼になって探しているコレクターが多数いるので、値段がどんどん吊り上がっているわけです。
数十万や数百万といったカードが、実家などに放置しっぱなしの子供のころの思い出BOXなんかに眠ってるかもしれないので、探してみる価値はあるでしょう。
1枚1800万円も!TCGは転売で儲けやすい商材
実家で探してみる価値あり
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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