ミニ四駆発売から38年…第3次ブームを支える新橋の聖地を訪問してみた
タミヤが販売してる「ミニ四駆」は、1982年7月13日にシリーズが発売されてから今年で38年目を迎えました。多くの人が子供のころ、このミニ四駆で遊んだことがあるのではないでしょうか?
600円というお手頃な価格で楽しめるミニ四駆は、1987年に『コロコロコミック』で『ダッシュ!四駆郎』の連載が始まったことで爆発的な大ヒットとなりました。その後、ミニ四駆は時代とともにやや下火になったものの、1994年に第2次ミニ四駆ブームが訪れます。
1次ブームで人気だったラジコンから発展した「レーサーミニ四駆」と違い、2次ブームでは実車のスーパー耐久レース車両のような「フルカウルミニ四駆」が主役に。『コロコロコミック』では再び『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』が連載開始。第2次ブーム全盛期には、各地の模型店で毎週ミニ四駆レースが開催されるほどのブームとなったのです。
そんなミニ四駆ですが、昔を懐かしんで大人たちが再び遊び始めたことでタミヤも復刻版などのミニ四駆を発売。2005年にはミニ四駆シリーズの最新作「ミニ四駆PRO」を商品展開し、公式レースも復活しました。
新しくなったレースルールでは、従来は小中学生しか参加できなかったレースにオープンクラスが追加され、大人も公式レースに参加できるようになりました。また、2012年には「ミニ四駆全日本選手権 ジャパンカップ」も再開され、ここに第3次ミニ四駆ブームが訪れたのです。
この第3次ブームの息は長く、今年2020年現在でもまだまだブームは継続中。過去に発売されたミニ四駆が進化した新型シャーシとともに再販されたり、さまざまな大会で最速を誇った「VSシャーシ」の後継機「VZシャーシ」がリリースされるなどブームの熱はまだまだ続きそうです。
新型シャーシや旧キットのリメイク販売が行なわれているということで、筆者も10年ぶりくらいに新橋にある「タミヤ プラモデルファクトリー新橋」(TPF新橋)に行ってきました。
子どもたちが夢中になった『ダッシュ!四駆郎』『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』
第3次ブームでは大人も公式レースに参加可能に!
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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