ライフ

「Go Toイート」で4万円分タダ飲み食いしたキャバ嬢。その賢い方法は?

 11月15日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた飲食業界を支援する「Go Toイート」キャンペーン(オンライン事業)が、予算の上限に達し大手サイトで相次いで終了した。最後は駆け込みで予約する者も多かったそうで、一部のサイトではサーバーダウンなどの障害も起こったという。
ユウナさん

ユウナさん

 キャンペーンの復活を望む声が多い中、今回の「Go Toイートキャンペーンで4万円ほどタダ飲み食いしました」と語るのは大阪のキャバクラに勤務するユウナさん(仮名・27歳)。1人辺り最大1000円のポイント還元される「Go Toイートキャンペーン」。10月1日から終了まで、ユウナさんの1か月半に及ぶ「Go Toタダ飯の記録」を聞いてみた。

率先して飲み会の幹事を務める

大阪府・少人数利用飲食店応援キャンペーン

大阪府・少人数利用飲食店応援キャンペーン

「『Go To イートキャンペーン』に加えて大阪府が独自に行なっている『少人数利用飲食店応援キャンペーン』のポイントが加算されたことが大きかったですね(現在はポイント付与停止)。これは4名以下5500円以上のコースの予約をすると1予約あたり2000円のポイント還元がされるというもので、中でも8月に休業要請が出ていた大阪ミナミの一部の地域で予約すると、さらに2000ポイントが還元されたんです。  本格的に予約を始めたのは大阪キャンペーンが始まった10月6日頃、ちょうど『トリキの錬金術』がツイッターで話題になった頃ですが、これはすぐに対応を取られるだろうと思いました。そこで『Go To イートキャンペーン』に関する記事をネットで読みあさり、店によってそれぞれサイトを使い分けるようにしたんです」 「Go Toキャンペーン」と大阪の「少人数利用飲食店応援キャンペーン」が開始されて以来、友人との飲み会は率先して幹事を務めたというユウナさん。 「大阪キャンペーンのポイントも同時に貯めたかったので、同時提携している店が最も多い『ホットペッパーグルメ』で主に予約しました。会計のときはもらえるポイントを差し引いた金額をもらうようにして、友人にも協力してもらいましたね。色々な友人と行くのではなく一緒に行く人を決めて、もらったポイントをその人とまた食事するときに使うようにしたほうが効率良いんです。
もっともオトクだったという実質タダのサムギョプサル

もっともオトクだったという実質タダのサムギョプサル

 一番オトクだったのは、大阪ミナミで2850円で食べ飲み放題のサムギョプサルのコースを2人で予約したこと。合計6000円だったのですが、Go Toイートキャンペーン2000ポイント、大阪キャンペーン2000円ポイント、さらにミナミエリアなので2000ポイントが付加されて計6000ポイントバック。実質タダで飲み食いできました」

キャバクラの同伴で利用する店も…

 また、キャバクラの同伴で利用する店は高級ホテル・高級旅館専門予約サイト「一休」で予約を行ったという。 「大阪の飲食店応援キャンペーンは4名以下、5500円以上のコースが対象なので高級レストランが多い一休で予約をしました。しかし、友人が一休で予約したというイタリアンのコースでは最後のデザート盛り合わせが業務用スーパーで買ってきたようなアイスクリームを雑に盛り付けただけのものが出てきたと言っていて。
一休のポイントで「タダ」だったランチ

一休のポイントで「タダ」だったランチ

 なので、一休では同伴のときだけ使うようにして、お会計は全部お客さん持ち(笑)。北新地の焼肉屋はママと私とお客さんの3人で行って計5000ポイント還元されました。そのポイントで、普段は行けないフレンチレストランに1人でランチに行ったりしましたね(笑)」
次のページ
無限・和食さと、無限・タダ?
1
2
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

記事一覧へ
おすすめ記事