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「おいしそうに食べるデブ」の存在価値。意外に大食いではないけれど…

 こんにちは、デブのデブによるデブのためのファッション&ライフスタイル情報を配信するウェブマガジン「Mr.Babe」編集長の倉科典仁です。

「爆食い」「大食い」をテーマにした企画が増加中

おいしそうに食べるデブ 最近、テレビなどでまたまたブームなのか「爆食い」や「大食い」をテーマにしたバラエティ番組を見る機会が増えてきました。  制限時間内にどれだけの量の料理を食べられるか。確かに一度に数キロの食材を食べてしまうフードファイターの方たちにはあっぱれです。物理的にどこをどうすればあれだけの量を胃袋に収められるのかは同じ人間として想像がつかないといえばいいでしょうか。  しかし、私の個人的意見をいわせてもらえれば、たしかに短時間であれだけの量を食べるのはなかなかできないことだと思いますが、食に対する「愛」や「リスペクト」に欠けているような気がするのです

中国では大食い番組に罰金も検討

おいしそうに食べるデブ TVショーの名の元に、速さと量を競うというのは同じ企画制作者の立場の私としてもわからなくはありません。  しかし、そのためにあんなに高級食材やおいしそうな料理を味も十分に感じることができないようなスピードで一気に口に押し込み、バラバラと口からこぼれ落ち、最後には「もうこれ以上、入らない」と言わんばかりの苦しい顔でフィニッシュするというのはいかがなものかと思ってしまいます。  もちろんフードファイターの方の中にもギャル曽根さんのようにキレイに、おいしそうに食べる方もいらっしゃるとは思いますが、苦しそうに食べている方を見るとちょっと悲しい気持ちになってしまうのは私だけでしょうか。  近頃、中国でも大食い番組や動画の配信が禁止になり、違反すると罰金が科されることも検討されているそうです。
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デブはなぜおいしそうに食べるのか?
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渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914

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