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コロナ失策は「第2の敗戦」だ。小林よしのり×石破 茂が緊急対談

メディアは責任を負わない

石破:メディアがすべて悪いと言うつもりはないが、責任を負わないでいい特別な立場にメディアがいるのも事実です。  例えば、日本では毎年1万人ほどが子宮頸がんに罹り、約3000人も亡くなっているが、すでに効果が高いワクチンが開発され、厚労省が認めて’13年から定期接種となっていた。ところが、副反応が出てしまい、これをメディアがセンセーショナルに報じたことで「ワクチンは危険」という世論が形成された。  その後、ワクチンと病症の悪化に因果関係はないことが科学的に証明されたが、一度つくられた世論はなかなか変わらず、今もワクチンは「積極的勧奨の中止」となったままで、ピーク時には7割に達した接種率は、0.3%まで落ち込んでしまった。だが、混乱の引き金となったメディアは一切責任を負っていません。

ワクチン接種は、本来、個人の自由

小林:それとは反対だが、岡田晴恵が「人のために新型コロナワクチンを打たなくてはいけない」と言っており、今まさに“ワクチンファシズム”がつくられようとしている。だが、RNAワクチンは十分に安全性が確認されたとはとても言えず、実験段階の代物で、すでに39人がワクチンの副反応で死んでいます。そもそも、日本人はすでに集団免疫を達成していると考えているとわしにすれば、ワクチンを無理に打つ必要などないし、打つか打たないかは個人の自由に委ねるべきだ。ところが、“ワクチンファシズム”が完成すれば、接種を拒んだ人は非国民として攻撃されるだろう……。 石破:地元の選挙区を回って感じるのは、人々の話題の9割がワクチンで、みんな「早く打ちたい」と口を揃える。私は、高齢者や基礎疾患を持っている人、エッセンシャルワーカーは打った方がいいと思いますが、接種するかどうかは個人の自由というのが大前提でしょう。 小林:ウイルスが変異するのは当然なのに、マスコミは新たな変異株が現れるたびに恐怖を煽り、今はワクチンを全力で推奨している。マスコミが撒き散らしたコロナの恐怖によって、コロナの直接死より遥かに多くの経済死、自粛による自死が出ているのは明白な事実だが、マスコミはこうした真実が世間に広まることを恐れている。  真実を隠し通すためには、コロナが終息する必要がある。今、マスコミがワクチンを全力で推しているのは、責任から逃がれたいからだよ。感染終息の暁には、まんまと逃げおおせる魂胆なんだろう。
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ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論3

コロナの「不都合な真実」をすべて暴く

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