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外食や旅行はできる?頑張らずに達成可能なヒラ社員の限界値

3万4000円を外食費に

頑張らない 続いて外食費だが、食費全体としては6万円を計上。ただし、こちらも余剰金を回すことで限界値は8万4000円に。 「子供は食べ盛りの中学生でも自炊分の食費は月5万円あればなんとかなります。すると3万4000円を外食費に回すことができ、月2回の外食で家族3人なら1人あたりの1回の予算は約5500円。焼き肉であれば牛角で120品90分食べ放題の最上位コースの堪能コース(4818円)にソフトドリンク飲み放題(528円)もつけられます」

私立大学にも頑張らずに通わせることができる!?

 そして、子供の教育費だが一番の負担は将来的な大学の学費。預貯金や夫婦の小遣いなどの余剰金をすべて回して、限界値を年間124万8000円と設定した。 「早稲田大学政治経済学部の、’21年度入学者の初年度納入額の総額は121万8900円で、月々の教育費と余剰金を積み立てておけば払えそうです。私大だと理系学部は文系よりも年間50万円以上も学費が多くかかるので、厳しい。この場合、自宅通学は必須ですし、交通費などの費用を想定するとボーナスを使うことも視野に入れないといけません」  そして、最後に旅行の限界値だが、こちらは余剰金の小遣いと預貯金から月2万ずつ積み立て年間で52万8000円を限界値に設定。 「コロナ禍でなければ、海外も視野に入ってきますが、現状で考えると7月の連休にANA便で羽田からフライト、沖縄ハイクラスホテルに3泊4日みたいなちょっとした贅沢な旅行も可能でしょう」  今の水準で、ここまでできるのであれば、無理に頑張る必要はないのかもしれない。 頑張らない【ファイナンシャルプランナー・丸山晴美氏】 家計相談の実績多数。著書に『かんたん申請で「月5万円」もらえる! シングルママの「お金に困らない」本』(徳間書店)など
丸山晴美氏

丸山晴美氏

<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/武田敏将 林 紘輝(本誌)モデル/梶野 稔>
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