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アンチ・コロナワクチン派の暴走に頭を悩ます人が急増中

コロナもアロマで殺菌!?

アロマ ワクチンを巡ってはナチュラル系の暴走は目を引くものがある。北関東在住の女性、A子さんはアンチワクチンを主張するママ友から、マルチの勧誘を受けて絶縁宣言したという。 「その方は数年前に横浜から移住してきたんです。気さくな方で子供たちの面倒見もよく、すぐに地元のコミュニティに溶け込んだんです。ただ、ちょっと激しいなって思うところもあって、子供会でBBQをやった際に『化学調味料が入っているから市販のタレはヤメてほしい』とか、『こんなに自然があるのに、農薬を使って野菜を育てている農家があって残念』といったことを口にすることもありました。それが去年、コロナが流行し始めてからかなりおかしくなってきたんです」  去年の2月、マスクや消毒液が全国的に不足した頃、アンチワクチンママがこんなことを言い始めたのだという。 「ママ友のグループラインに『消毒液が不足していますが、消毒液の代わりになるアロマオイルがあります』と投稿してきたんです。さすがにみんなちょっと……って感じで無視していたんですが、保育園の送り迎えで会う際に小瓶に入れたアロマオイルを配り始めたんですよ。  数日経って会ったら『どうだった?』と聞かれたんですが、使ってもないし殺菌できてるかなんて、そんなのわかんないじゃないですか。だから、イイ香りでしたね〜くらいに返したら、『Facebookやってる? このアロマのこと書いてるから友達申請していい?』って」

あたかも医療に精通しているように装って……

 彼女は嫌な予感がしたが、渋々申請を受け入れたという。 「ママ友のFacebookを見たら、そのアロマの効能をすごく書いてて、『アメリカの大学で研究されていて、癌にも効く』とか『自然由来の殺菌作用でコロナウィルスも空間除菌できる効果が期待できる』とか書いているんです。  それで、ことあるごとに『私は元医療従事者なので〜』とか書いてて、あれ? 病院で受け付け事務してたって聞いたことはありましたけど、もちろん医師でもないですし、看護師でもなんでもないんですよ。医療従事者には違いないと思いますけど、この書き方はちょっと言い過ぎですよね。それで、コレはちょっとヤバいなぁ……って思って、適当にやり過ごしたんです」  だが、A子さんはその後も執拗にアロマを勧められ、辟易していたという。そんなある日、事件は起きたのであった。
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アロマのマルチに勧誘
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