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アンチ・コロナワクチン派の暴走に頭を悩ます人が急増中

親のワクチン接種を勝手にキャンセル

 親はワクチンを接種しようとしていたが息子によってキャンセルされた話もある。大阪のある会社員の男性は昼休み中に同僚からトンデモない話を聞かされた。 「先日、自慢げに語られたんですが、会社の同僚(40代後半)が『親がワクチン接種なんか申し込んでたから電話してキャンセルしといたわ』って言ってきたんですよ」  せっかく予約が殺到しているなかで取れた予約をこともあろうか勝手にキャンセルしたというのだ。そこで会社員の男性は「そんなんもったいないやろ」と返したところ…… 「『俺は親族に一切ワクチンなんてものを打たせる気はないし、全力で阻止する。子供たち? 当然打たせない。あんな死ぬかもしれない危ないもの、70を過ぎた親父に打たせるわけにはいかない。お前ももう少し家族のことを考えろ』って言われちゃいました。これはもう議論の余地はないと思い、会話を終わらせようとしました……」  だが、徹底したアンチワクチン派の同僚は彼を説得しようと話が止まらない。 「『お前知ってるかぁ? 菅首相もワクチンを打ったとニュースになってたろ? あれ、嘘だから。ここだけの話、もし首相がワクチン打って死んだらマズいから、実は生理食塩水を打ってたんだぜ』って、もう陰謀論以外の何者でもない話を説明してきました。昼休みの1時間フルにその話で潰されて、はぁ」  その同僚はもちろん、社内では「ヤバイ人」として扱われているという。

コロナがヤバい人たちをあぶり出した

 人は危険にさらされると本性を出す。いたって動物的にはシンプルな話で、その危険なことがコロナであったにすぎない。やべー奴がコロナであぶり出されただけなのだ。  コロナワクチンについて冷静に考えるというのは大事であるし、それでどう思うか、打つか打たないかは個人の自由だが、それを他人に強要するのは「全く違う問題」なのだということを忘れてはならない。  打たない自由があるならば、打つ自由もあって然るべきではなかろうか。もちろん、有害性や副作用について声高に主張する自由もある。だが、いずれにせよ、押しつけで解決することはないのである。 取材・文/SPA!編集部
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