そこで「洋服をケチるかわりにバッグやアクセはハイブランドを選ぼう」という人が近年増えているワケです。 　といっても、ハイブランドのバッグはゲキ高。10万円どころか20万円以上のものも多く、お金を貯めに貯めてようやく一つ買える程度。天上人のアイテムのように感じる人も多いはず。 　ですが、ハイブランドには「ヴィンテージ」という選択肢もあります。 　ルイ・ヴィトンは150年間ほぼデザインを変えていません。今回、紹介するセリーヌも数十年前のものですが、現行品にもこのモノグラムデザインは存在します。 　長く使えてデザインも古びたものにならないならヴィンテージで安く買うのがお得。このバッグなどは今のセリーヌなら20万円くらいしてもおかしくないでしょうが、購入価格は7万円です。 　しかも、年々ハイブランドの小物は高騰してきていますから、しっかり使った後で売ってもほとんど値が落ちない。リセールバリューも飛び抜けて優秀です。 　うまくいけば、使って楽しんで「お金が増える」こともあります（多分このセリーヌはそうなると思う）。ヴィンテージを狙って賢く手にするのもアリですよ。 商品、衣装／すべて私物　撮影／林紘輝（商品）　岡戸雅樹（人物）ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）