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ひろゆきが「努力は報われない」と、子どもだけには絶対に言わない理由

「努力はいいことだ」ときちんと教える

ひろゆき 食わず嫌いで何にも触れなければ、その事象に関する才能があるかどうかの判断ができません。 「この子にはどういう才能があるのか? どんなことが好きなのか?」を知るためには、いろいろなことをある程度までやらせてみないとわからないわけです。  そのためには、「努力をすることはいいことだ」ということを、きちんと教える必要があります。  なので、僕が親なら子どもが何かに努力をしたら、たとえ結果が出なくても褒めると思うのですね。

成果が出てなくても、努力自体を「褒める」

 褒めると、努力する子どもも出てくると思うのですが、なかには無駄な努力もあります。例えば「百害あって一利なし」と言われるうさぎ跳びのトレーニング。  もしこの間違った努力をしていた場合は正してあげたほうがいいとも思うのですが、子どもが試行錯誤して正しい努力の方法を見つけるのも学びなので、答えは教えません。 「うさぎ跳びは故障の原因になるからほかの方法を考えたら?」という感じで方向修正をするといいと思うのです。
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社会人になると結果の出ない努力をいくらしても無意味
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西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

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