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血圧200超えの記者が実証。“三日坊主にならない”健康管理アプリの最適解

数値が改善するとサボりだす罠

 筆者は今年の2月に血圧の上が200を突破して、慌てて病院に駆け込み、ダイエットと食生活の改善に取り組んだ。2ヶ月間は毎日朝晩血圧を計測し、血圧手帳に記載。その後、iPhoneのヘルスケアアプリに入力していた。しかし、血圧が140前半まで落ちると、それでもまだまだ高いのに、安心して計測する頻度が落ちてしまった。  理由はわかっている。iPhoneに数値を手入力するのが面倒だからだ。筆者はゲーム好きなうえ収集癖があるので、データが溜まっていくのを見るのはとても気持ちがいい。しかも、健康状態が改善されているならなおさらだ。しかし、この面倒というハードルを超えられず、モチベーションを失ってしまった。  計測しなくなれば、食生活にも気を遣わなくなる。2ヶ月で15kgほど体重を落としたのに、そこから5ヶ月で5kgほどリバウンドした。そして、高血圧の薬をもらいに行ったときに、医者に毎日血圧を計測しろと怒られた。

2021年2月10日、血圧が200を超えてしまった。この時の数値は手入力している

血圧

すこし落ち着いたところで、血圧の入力が面倒になってしまった

血圧計は1万円超を購入

 そこで、iPhoneと連携する血圧計を購入することにした。1年以内に発売された新しめの製品で、大手メーカー、かつ安いものを探したところ、2製品が見つかり、単純により安価なタニタの「上腕式血圧計 BP-224L (ホワイト)」を購入した。価格は1万3010円(税込)だった。  通常の血圧計であれば、5000円もあればいいものが買えるので、Bluetoothに対応するだけで2倍以上になるのは高いと感じるかもしれない。筆者の家にもいくつも血圧計は転がっている。しかし、計測しないのであれば意味がない。購入は迷わなかった。
上腕式血圧計 BP-224L

「上腕式血圧計 BP-224L」を購入

「BP-224L」は上腕にカフを巻き付けるタイプの血圧計で、本体が分離しているので正確に血圧を計測できる。電源は同梱の単3電池4本で、約350回動作する。本体重量は228gと軽いうえ、本体を置いておくスタンドが同梱しているのがありがたい。血圧計は頻繁に使うのでリビングのテーブルに置いてしまいがちで、よく邪魔だと怒られるが、スタンドがあれば忘れずにしまえる。  シニア層が使うことを想定しているので、使い方は簡単。記憶領域を選んで開始ボタンを押すだけ。久しぶりに計測したら157という数値が出て案の定、血圧もリバウンドしていた。
上腕式血圧計 BP-224L

カフを巻いて「開始」ボタンを押す

上腕式血圧計 BP-224L

数十秒で計測完了。1回目は高く出てしまった

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モチベを維持する連携アプリ
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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