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コロナ禍で収入激減。現役パチプロが今の収支を赤裸々に語る

最近のパチンコ台とコロナ以降の客足について

 コロナ以外のところで、ここ数年のパチンコ機種の変化はどう感じますか? トラマツ 「CR機がよくてP機がダメ」ってわけじゃないけど、技術介入要素が減ってきているよね。それこそ5〜6年前の機種だと、回転率が悪くても右打ち中に玉を増やして無理やり勝てる台にすることもできた。  でも今は、右打ち中に玉を増やせる台は初代北斗無双くらい。しかも、増やせる量は今の無双の比じゃなかったからね。年々パチンコも勝ちにくくなっているところに、新型コロナがきてガツンという感じ。  規制に関しては緩くなっているみたいな話もありますが、緩くなったところで勝てるようになるわけではないですが……。 トラマツ まぁパチスロよりかは緩くなったよね。でもやっぱりお客さんが減ってるからさ、それが戻ってこないと、勝てる勝てないは変わらないよね。  最近少しは戻ってきたようにも感じますが、やはりまだまだ厳しいですよね……。 トラマツ 例えば去年の8月と比べたら、今年の8月の方がお客さんは戻ってきていると思う。でもやっぱりコロナ以降のお客さんの減り方は凄まじかったからね。個人的には、新型コロナで休業になったのとほぼ同時期にホールが禁煙化したことも地味に響いていると思う。  新規のお客さんが見込めない今、一度離れたお客さんもなかなか戻ってこない原因かなと。だから我々みたいなパチプロも苦戦しているけど、やっぱり店も苦戦しているよね。  今後、パチプロは減っていくのでしょうか? トラマツ 今は軍団も相当減ったし、ピンのプロも減ったけど、激減はしていないかな。今後はパチンコ人気次第では、もっと減るかもしれないし、また増えるかもしれない。俺は今後もパチプロ系ライターとして、役に立つ情報を雑誌やYouTubeで発信していくよ。

スペック緩和がこれからのパチンコを変えるか

 トラマツ氏は「パチダンTV」というYouTubeチャンネルに出演しており、導入されたばかりの新台をメインに、勝つための技術を解説している。沖海5の実践動画では、釘が左右対称ではないことを打ちながら発見し、通常時の右打ちは回転率が悪くなることを解説していた。パチンコで勝ちにくくなった時代でも、こういった細かい”勝ちポイント”を抑えることで、勝てるようにもなる。  業界全体が厳しくなり、パチプロも辛酸を舐めている状態の昨今。スペックの規制緩和で客足が戻るかどうかが、今後のパチンコ業界復活の鍵を握っているのではないだろうか。 トラマツ パチンコ必勝ガイドで活動中のパチプロ系ライター。ライター業以外にも、パチンコYouTubeチャンネル『パチダンTV』や『みうら家』、CSのパチンコ番組などに演者として多数出演している。猫好きの一面を持つ、心優しきパチンコライター。Twitter@toramatu777 取材・文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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