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絶滅寸前!ディーゼル輸入車の最終&最良の1台を探す

アルピナD5S

オートクラブ

アルピナD5S

 最後に、アルピナD5Sに試乗した。BMWの3リッター直6ディーゼルをベースに、アルピナのマイスターが仕上げた347馬力のスーパーディーゼルだ。  す、すげえ……。これはもう、究極のディーゼルを超えた、究極の内燃エンジンではないか!? ディーゼルっていうと、いまだにトラックをイメージする人もいると思いますが、これはロケットです。最大トルクは8000ccのガソリンエンジン並み。やる気になれば、ディーゼルはここまで進化するのか。お値段1378万円と、かなりお高いですが。  というわけでこの3台のなかでは、ゴルフTDIのコスパが断然トップだった。そう思いつつ自分の旧型BMWに乗って帰ったら、ディーゼルらしいガラガラ音に癒された~。ああこの音、もはやおふくろの味だなあ。おっかさーん。

【結論!】

その気になればディーゼルはまだまだ進化できる! でも、未来のない分野に新規投資はない。つまりメーカーのやる気次第だ。とりあえず、最終&最良のディーゼルエンジンは、VWかBMWになる予感がする。
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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