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30代男性、コンビニ業界・正社員が抱えた将来の不安と葛藤「月収40万円」を捨てたワケ

副業のせどりは「性に合わなかった」

パソコン操作 本業のコンビニと並行しながらせどりをスタートしたものの、「性に合わなかった」と言います。 「せどりは平たく言えば、商品を右から左に流しているわけですが、“いったいこれが誰の何の役に立っているんだ?”と疑問を抱いて、なかなか意義を見出せなかったんです」  そこで再度、新しい働き方を探している時に「自社ブランドOEM」と出会いました。 「最初は独学でやろうと思って情報を集め、代行業者と契約しましたが、まったく進まない上にトラブルも多かったんです」  そんなときに私のスクールを知ったそうですが、「本当に実態があるものなのか、自分は成功するのか、最初は半信半疑だった」と言います。 「入ってすぐに合宿があって、熱量に圧倒されました。また、フォローもしっかりあったので、あとは自分次第だと思いました。ここまで教えてもらってダメならば、それは“自分のせい”なんだろうなって」  コンビニの仕事は退職し、本業として専念することにしたAさん。奥さんは「かなり楽観的な性格」とのことで、応援してくれたそうです。

Amazon「自社ブランドOEM」を本格スタート

Amazon

Aさんの自社ブランド「maffole」のAmazon販売ページ

 現在、Aさんが「自社ブランドOEM」を始めて約半年が経ちました。  Aさんは慎重な性格ということもあり、「一生このビジネスで生きていく!」というよりは、「時代に合わせて軌道修正をしながら今やれることを考えていく」スタンスです。  Aさんが目をつけた商品は「男性向け靴下」です。私と一緒に合宿でセラースプライトという月額1万円弱のツールを使って商品をリサーチしていきました。まず「5本指ソックスを売ろう」と考え、他社が売った個数や平均販売金額を調べました。「上位20社が平均で月577個売っている」といったデータなどから市場規模が見えてきます。  そのうち自分の商品はどのくらいのシェアを奪えるのか、さらには原価と利益、売値の兼ね合いも見つつ、どう参入するかを検証していったのです。
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会社員時代の経験を活かして…
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物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。

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