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30代男性、コンビニ業界・正社員が抱えた将来の不安と葛藤「月収40万円」を捨てたワケ

男性向け靴下375セットが完売。会社員時代の経験を活かして…

ビジネスマンの足元「私自身が以前は外回りでたくさん歩いていたので、“こういう靴下があったらいいのにな”というものがあったんです」  Aさんの場合は自分の会社員経験が活かされています。キャッチコピーや売り方を考えるのが得意だったこともあり、最初は当然赤字だったものの、3か月ほどで初回ロットの375セットを完売。欠品が出るほどで慌てて追加生産を行いました。3か月目の粗利は8~9万円、それが現在では月15万円ほどに上昇しています。 「次の課題は2つ目の商品を売り出すことです。1つ目の商品をシリーズ化して次もヒットさせられたら、今のビジネスだけで十分に食べていけるようになると思っています」

仕事として「決めたことをやりきる」重要性

 Aさんは会社員時代の月収40万円に比べると「まだ本業としては心許ない収入」と言いますが、生活面では満足していると話してくれました。不規則でハードだった会社員人生から一転、自分のペースで働けています。現在、奥さんが第2子を妊娠中とのことですが、家事や育児も積極的に担い、フォローできているそうです。18時には、お子さんをお風呂に入れられる……。  私から見たAさんの素晴らしいところは、本業と掛け持ちしていた頃から、きちんと「やるべきことをやっていた」点です。とくに「時間の管理」が上手なことは、会社員だったからこそ身についたスキルかもしれません。  スクールでは「自社ブランドOEM」を始めてすぐは必ず毎日2時間は確保してもらうようにお願いしているのですが、「本業が忙しい」などの理由で、実行できない人も少なくありません。一方、Aさんはコンビニの仕事でどんなに夜中に帰ってきても必ず2時間を確保していました。シンプルですが、「決めたことをやりきる」人が成功するのです。  また、コンビニの各店舗を統括する業務を担当していたことも活かされているようです。日々の業務でやるべきことを自分で決めて動く。その意識は、どんな仕事においても通じるはずです。 <構成/松本果歩>
物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。
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