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店舗激減の「まいどおおきに食堂」。業績悪化を招いた2つの要因

幅広いノウハウを活かせるかがカギ

なお、今後の方針について同社は、創業以来続けてきた「マルチブランド戦略」と「マルチエリア戦略」を継続させるようです。定食屋・喫茶店・ビュッフェ店などブランドを絞らずに出店するとしています。 マルチエリア戦略に関しては全国44都道府県への出店を進め、商業施設内やロードサイド店など場所を絞らずに出店するようです。ただし今年度は、昔ながらの喫茶店メニューを再現した「ピノキオ」についてフードコートを中心に出店する計画を発表しています。 同社はマルチブランド・マルチエリア戦略をとってきたため、一業態に絞る飲食店企業よりも幅広いノウハウを有していると考えられます。「まいどおおきに食堂」に代わるヒット作を打ち出せればさらに規模は拡大するかもしれません。同社の今後に期待したいところです。 <TEXT/山口伸>
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 Twitter:@shin_yamaguchi_
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