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性交渉がなくても性感染症はうつる…流行中の梅毒や淋病が、災害をきっかけに爆発的に感染拡大する可能性も

災害で感染リスクが高まる性感染症

災害・トリコモナス 排尿時に不快感をもたらすが、男性は症状が出にくい。災害時、不衛生になったタオルや下着を介して感染する可能性がある。普段、性交渉がない中高年男性にも感染リスク ・淋病 排尿時に痛みと膿が出る。特に、男性は淋菌起因の尿道炎として発症することが多い。災害時は不衛生なトイレが感染経路になる。抗生物質が効かない薬剤耐性菌も生まれている ・クラミジア 排尿痛やかゆみ、違和感などの症状が起きるが、自覚症状がまったくない場合も多い。災害時は下水が機能せず、糞尿まみれのトイレで寄生虫の侵入から感染するリスクがある ・梅毒 性器や口に多数の斑点が現れるのが特徴。昨年、1999年以来最多となる約1万3000人と感染者が急増しており、災害時には不衛生になりやすい避難所での感染爆発の可能性も 【銀座ヒカリクリニック院長・剣木憲文氏】 日本性感染症学会認定医。東京医科大学病院放射線科助教として性感染症の診療に携わった後、現職。YouTubeチャンネル「性病でっか!?TV」を運営 取材・文/週刊SPA!編集部 ※7月4日発売の週刊SPA!特集「中年男の[災害七大リスク]研究」より
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週刊SPA!7/11号(7/4発売)

表紙の人/ 桜田ひより

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