完食できんのか?「からやま」から揚げ20個の衝撃!大盛りメニューの満足度を実食ルポ
見た目だけではなく味はどうなのか?
専用のタレが付いてきますが、まずは何も付けずに食べてみました。ガツンとしたニンニクの風味が効いたスパイシーな味付け。
外はカリッとしており、中からは旨味を閉じ込めたジューシーな肉汁が溢れ出してきます。サクサクした衣と柔らかな鶏もも肉が歯切れの良いリズムを与えてくれて食べ応えがありました。大胆な見た目とは違い、味は丁寧に下処理がされた繊細さを感じさせます。
専用タレは手前が「極ダレ」で、真ん中が「特製漬け込みタレ」の2種類です。
極タレは、味噌のようなまろやかな風味をしており、から揚げの脂っぽさをマイルドに包み込みサッパリとした味わいに仕上げてくれます。そして、ごまのツブツブ感が程よいアクセントになり、心地の良い食感を与えてくれました。
一方の特性漬け込みタレは、濃厚で甘辛い風味。照り焼きソースのような濃い目の味付けだから、自然とご飯が進んでしまう。専用タレ以外にも、卓上に用意されているマヨネーズやドレッシングを付けて味に変化をつけて食べるのも良いでしょう。
からやまの味噌汁は「とろろ昆布」がメイン具材。そのため、ヌメっとした舌触りでスルスルと飲み進めてしまう味噌汁でした。定食には欠かせない味噌汁の具材に、とろろ昆布を使っているお店は多くはないでしょう。これも、からやまの特徴のひとつと言えます。
から揚げ20個!完食なるか
これでも元プロレスラーですから、目指すは完食。スタートダッシュは好調で、さまざまな味変を楽しみながら5個を一気に平らげました。「楽勝にいける」と思った矢先……。
突如として箸の動きが鈍ってきたのです。気付かないうちに、から揚げの油が胃袋を占拠し始めていました。から揚げを多く食べる上で天敵となるのが油。その存在を私は甘くみていました。油はプロレスに例えるならば、後からジワジワと体力を削る寝技のようなもの。
そのため、箸を進めるペースが遅くなっていき、6個目からは気力だけで食べ進めることに。何とか半分の10個まで辿りついた時には「ギブアップ」の文字が頭に浮かんできました。
「ギブアップ」格闘技の心得がある者ならば、口にはしたくない言葉でしょう。結局のところ、今回は12個食べたところで箸を置くことに……。目の前に残った8個のから揚げを見つめながら、完食するのがいかに大変なのか痛感しました。
今回は、から揚げを持ち帰ることにしました。店員さんに頼めばパックと袋を無料でもらえます。しばらくは、から揚げから距離を取ろうと思います。
元プロレスラー。現在は文章で人を魅了するためにライターとして活動中。溢れ出す食への探求心から年間100件近く食べ歩き。マスクの下に隠す素顔はいかに... X(旧Twitter):@UrumantoN
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