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「得意先の誘いを『仕事関係者とは飲まない』と無断で断る」ライフを重視するあまり、ワークを軽視する社員への対処法

自己中心的な振る舞いで会社に迷惑をかける、効率重視に周囲を巻き込むetc. ――若手世代に潜むモンスター社員により、職場の社員全員が大迷惑を被るはめに……。彼らの特徴を分類するとともに、専門家たちにその撃退法を聞いた!

公私の棲み分けが激しいモンスター社員

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※写真はイメージ

「得意先の誘いを『仕事関係者とは飲まない』と無断で断り、相手はもうカンカン」(銀行・43歳)と、公私の棲み分けが激しすぎて、白旗を揚げる人を続出させているのが、アフター5や休日偏重のワークライフモンスター。その特徴を世代・トレンド評論家の牛窪恵氏が分析する。 「国の第三者機関の調査で、若い女性の97%が、結婚相手に、家事・育児に協力する男性を選ぶと答えている。つまり、ライフを軽視する男性はもうモテない。また、将来不安から副業やリスキリングなど、本業以外に保険をかけたいとの“二刀流志向”も顕著です」

ワークライフモンスターに曖昧な指示は通じない

本業をあまり重視しないがゆえ、上司の曖昧な「とりあえずやってみて」は通じない。若者研究家の小島雄一郎氏が指摘する。 「対価に魅力を感じないと動かない、“理由ください系”世代。やる気を促す撒き餌をたくさん垂らさないと、なかなか仕事には食いつきません」
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撒き餌に有効なのは…
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