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“タクシーを運転するグラドル”が「31歳」で上京を決めた理由

「芸能活動との両立OK」な社風に魅力を感じた

中島由依子さん 惜しくもグランプリを逃した「ミスFLASH2022」の結果発表後には「マイナスな空気を断ち切るため、心機一転の場所へ」と決意。コールセンターを辞めた当時、知人経由で出会ったのが、コンドルタクシーの代表取締役社長・岩田将克さんだった。芸能活動との両立OKで、エンタメを応援してくださる社風に魅力を感じたんです。タクシードライバーは未経験なので不安もありましたけど、入社して2ヶ月で、会社の補助を受けて普通二種免許を取って。2022年4月に、タクシードライバーとしてデビューしました」  テレビ出演などを経て知名度も上がりつつある今、信号待ちで隣合ったドライバーから「『ザ・ノンフィクション』見ましたよ!」と声をかけられた経験も。ガソリンスタンドでの洗車中に「頑張って」と励まされることもあり、「うれしい」と微笑む。

タクシーは「知らない世界を知れる」空間

中島由依子さん「舞台出演もありますし、今一番やりたいのはやはり女優です。でも、グラビアアイドルとタクシードライバーの掛け合わせは珍しいし、同じく頑張りたいです。どのお仕事も、つながっているんですよ。例えば、タクシーで様々なお客様とお話しできるのは、自分の知らない世界を知れる貴重な機会でもあって。高齢のお客様から戦争の体験談を伺ったこともありますけど、そうしたお話やグラビアで学んだ表現力は女優のお仕事にも活かせると思っているし、いい相乗効果が生まれています」  ただ一つ、気になることがある。知名度が上がるにつれて、密室のタクシーで危険な目に遭ったことはないのか。 「今のところありません。朝から夕方までの勤務スタイルなので、比較的おだやかなお客様が多いので。リスクの少ない勤務時間を選べたし、環境に恵まれていると思っています」
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