▼1960～70年代 「性の解放」の流れで「ちょいエロ」漫画誕生！ 1967年「ボイン」が流行語になる 1968年『ハレンチ学園』（永井豪）の影響で、スカートめくりが大ブーム 1973年　漫画＆アニメ『キューティーハニー』（永井豪） 1977年『ホールインワン』（作・鏡丈二、画・金井たつお） 1974年　仏ソフトポルノ『エマニエル夫人』が若い女性に大ヒット ▼1980年代 性表現が過激化。無法地帯に!? 1980年　深夜番組『トゥナイト』（テレビ朝日） 1981年　AVが発売。アニメ『まいっちんぐマチコ先生』（えびはら武司） 1984年『やるっきゃ騎士』（みやすのんき） 1987年『2人におまかせ』（八神ひろき） 1988年『ANGEL』（遊人）が大ヒット。過激な性表現が社会問題化 1989年『電影少女』（桂正和）が人気に。単行本が有害図書指定 ▼1990年代 表現規制により「ちょいエロ」冬の時代 1991年　日本初のヘアヌード写真集『water fruit』。『BOYS BE…』（作・イタバシマサヒロ、画・玉越博幸） 1992年『東京大学物語』（江川達也） 1999年『恋愛ジャンキー』（葉月京） 1997年『ふたりエッチ』（克・亜樹）。『DESIRE』（小谷賢一） 1999年『恋愛ジャンキー』（葉月京） ▼2000年代 オタク文化が浸透。美少女「萌え」ブーム 2002年『いちご100％』（河下水希） 2005年　メイド喫茶、「萌え～」ブーム 2006年『To LOVEる』（画・矢吹健太朗、脚本・長谷見沙貴） 2008年『ナナとカオル』（甘詰留太） ▼2010年代 「ちょいエロ」女性上位の時代 2011年『監獄学園』（平本アキラ） 2016年『終末のハーレム』（作・LINK、画・宵野コタロー） 2018年『あせとせっけん』（山田金鉄） 【ebookjapan書店員 ちょいエロマスター氏】 自社サイトの「ちょいエロ」特集記事を担当。ライトなエロ漫画に精通し、良作を読者にリコメンド。定期的に投稿するレビューの信頼度は高い 【精神科医 益田裕介氏】 早稲田メンタルクリニック院長。防衛医大卒業後、防衛医大病院、埼玉県立精神神経医療センターなどを経て現職。オンライン自助会／家族会を運営 【実業家・個人投資家 山本一郎氏】 IT技術関連のコンサルティング、知的財産管理、コンテンツの企画・制作に携わる。作家としても『ズレずに生き抜く』（文藝春秋）など著書多数 【美少女コミック研究家 稀見理都氏】 日本マンガ学会正会員。将棋漫画にも造詣が深い。著書に『エロマンガ表現誌』（太田出版）、『エロマンガノゲンバ』（ミオブックス）など 取材・文／週刊SPA！編集部　撮影／八尋研吾　モデル／宇佐美みおん ※10月17日発売の週刊SPA！特集「脱R-18指定［ちょいエロ商売］の意外な戦略」より