続いて、大島の味噌らーめんを実食。表面がラードで覆われた、純すみ系らしいキラキラのスープがたまりませんね。 こちらの具材もスタ満ソバに負けず劣らずの豪華さ。ドデカチャーシューは柔らかくホロホロで、食べ応えもバッチリです。 麺は、札幌の名門「森住製麺」の中太ちぢれたまご麺。コシの強いプリプリ食感で、濃いめの味噌味にも負けない存在感を発揮しています。ひき肉もたくさん入っていてボリュームたっぷり。スープは塩気が強くこってりしていますが、生姜がしっかり効いており後味はスッキリしているので食べやすいです。 こちらの大島の味噌らーめんは、宅麺での商品化に3年もの歳月を要したのだとか。ガツンとしたインパクトがありつつも、まろやかで味わい深く、香り豊かな至極の一杯。これをおうちで楽しめるなんて、スゲェぜ宅麺……。 とんでもなく美味しかったので、あっという間に2杯とも完食。店舗で出されているものと同じ量なので、当然ながらかなり満腹になってしまいました。スタ満ソバも味噌らーめんも絶対に白米が合うラーメンだったのですが、さすがに追い飯は断念。く、悔しい。 でも、名店のラーメン二種類を同時に食べ比べるという夢のような経験ができたので後悔はしていません！ こんな楽しみ方ができちゃうのも宅麺ならではの良さですね。 あえてマイナス点を挙げるとするならば、人気のラーメンは「入荷待ち」状態になっていてすぐに購入できないものが多いところ。あとはやっぱり値段の高さがネックかなあ。 それでも全国250以上の店舗が揃っているので食べたいラーメンが絶対に見つかるし、交通費を考えたらかなりお得なはず。 興味のある方はぜひスマホやPCでパパッと注文して、行列必至の名店の味をおうちで堪能しましょう！ ＜TEXT／渡辺ありさ＞ 1994年生まれ。フリーランスライター兼タレント。ミス東スポ2022グランプリ受賞。東京スポーツ、週刊プレイボーイ、MEN'S NON-NO WEB、bizSPA!フレッシュなどで執筆。隔月刊漫画雑誌「グランドジャンプめちゃ」にて連載中の漫画「スワイプ」の原作も務める