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コーヒーが460円以上するコメダはなぜ強いのか?単に「モーニングだけお得な店」ではなかった

スターバックスに続き、「好きなコーヒーショップ2位()」に君臨するのが「コメダ珈琲店」。えっ、ドトールじゃないの? と疑う人も少なくないでしょう。もちろん店舗数や業績的にはドトールの方が上ですが、満足度としてはコメダの勝利で、コロナ禍でも大きなダメージなく乗り切った好事例としても称賛されています。事業戦略面で見ていくと、9割以上がフランチャイズ経営であることによる高い営業利益率確保などが強みになっていますが、実はお店に行けば、もっとわかりやすく“勝ちの方程式”なるものを発見することができます。 そこで今回は、「1杯のコーヒーが460円以上するコメダはなぜ強いのか?」という疑問をメニューやサービス面から考察し、3つの強みをご紹介していきたいと思います。
コメダ

コメダ珈琲店の創業は1968年。ドトールの1号店(1980年)よりも早い

①アイスコーヒー、アイスドリンクに強い

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「プレミアムコーヒー Sophia(560~800円)」は、オリジナルの銅製マグカップで提供される

コーヒーショップの来店動機に直結するのが、ドリンク。店側にとっても利益率の高いメニューで、看板ドリンクを作ることは、その店のぶれない強みになるということ。スタバならフラペチーノがそれにあたります。コメダは圧倒的にアイスドリンクが優秀。中でもアイスコーヒーにかける情熱は目を見張るものがあります。
コメダ

居心地のよいイスやテーブルは、スタバやドトールとは別格

例えば、「プレミアムコーヒー Sophia」(560~800円)。ストレートで飲むことが推奨されているシングルオリジンのアイスコーヒーで、オリジナルの銅製マグカップで提供される特別な一杯です。一度飲んでみるとすぐにわかりますが、他店とは別次元の味わい。椅子やテーブルの仕様も味方して、くつろぎの時間を過ごすことができます。
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ブームで終わらない昭和レトロ感がたっぷりのアイスドリンク

他のアイスドリンクを見渡しても、昭和レトロ感が漂うクリームソーダやコーヒーシェークなど、熱狂的なファンを作る工夫を発見することができます。

②ボリューミーな名物パン料理が豊富

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「たっぷりたまごのピザトースト」(750~830円)

続いては、フードについて。コメダの名物として長く愛されている「山食パン」や「カツパン」を活用したメニューが秀逸であることです。コメダはパンをコーヒーに並ぶ命の源泉としており、高品質な小麦粉を使用して自社工場で製造。食感にこだわったコメダらしさが宿るド定番商品として、持ち帰り用パンとしても販売しています。 たとえば山食パンを使った「たっぷりたまごのピザトースト」(750~830円)は大人気商品の一つ。自家製たまごペーストを挟んだダブルの山食パンの上に、チーズがたっぷり乗ったピザはボリューム満点。チェーン店で食べるレベルとは到底思えない、手作り感を満喫できる一皿です。
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持ち帰り用の「3枚切 山食パン」(370円)

他にも、カツパンシリーズやあみ焼きチキンホットサンドなど男性からも愛されるがっつりメニューが大充実。「喫茶店でお腹いっぱい食べたい」とニーズを満たしてくれるカフェチェーンで右に出る者はいないでしょう。
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モーニングだけに依存しない“時間帯別メニュー”が強い
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食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12

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