法律婚1回、事実婚2回の48歳男性が、“3度目の離婚”をした今思うこと「失敗ではなく経験」
日本総合研究所の調べでは、2023年の出生数が前年比5.8%減の72万6000人となる見通しだ。16年以降、出生数は年率3.5%のペースで減少してきたが、23年はそれを上回る減少率となる見込みだ。
結婚がヤバい』(社会評論社)を上梓したライターの宗像充氏(48歳、@MunakataMi)に話を聞いた。
事実婚2回、法律婚1回を経験し、1回目の事実婚の際に子の連れ去りに遭っている宗像氏。その生い立ちは、大分県犬飼町(現 豊後大野市)に産まれ育ち、3人兄姉の末っ子として、野山で遊び自由奔放な幼少期を過ごす。
「両親は教員という固い家庭に育ちましたが、末っ子だったので、ああせいこうせいと期待されなかったです。落ち着きがなく、マイペースな子どもでした」
そんな宗像氏は、県内の進学校に進学した後、高校では山岳部に所属する。一浪して一橋大学法学部に入学し、国際政治を専攻した。大学は5年間、その後に大学院に1年半通い、ヒマラヤ登山にも挑戦した。
「みんなが就職する中、僕は就職しなかった。日本山岳部青年部に所属し『キリギリス』(「働かない」という意味)という会報を作ったことで、山岳雑誌『岳人』の登山記録欄の編集をしないかと声がかかりました」
それをきっかけにサラリーマンではなく、フリーランスのライターになる。
「フリーランスのライターを略せばフリーターですが、山岳部に所属していた他大学の仲間たちは、『山岳部は5年制だ!』と豪語していました。そんな人たちを見ていて、一般企業に勤めて結婚するだけが人生じゃないと知りました。世間とは違う生き方をする人たちに出会いました」
また、少子化ペースの加速は、20年から22年にかけて、婚姻数が急減したことが寄与したとみられる。厚生労働省の調査による23年の婚姻数は、前年比5.9%減の48万組となる見通しだ。
「結婚って一生おごり続けるってことでしょ?」という知人女性の息子の言葉がきっかけで、昨年11月に『
事実婚2回、法律婚1回、離婚は3回
結婚することだけが生き方ではない
立教大学卒経済学部経営学科卒。「あいである広場」の編集長兼ライターとして、主に介護・障害福祉・医療・少数民族など、社会的マイノリティの当事者・支援者の取材記事を執筆。現在、介護・福祉メディアで連載や集英社オンラインに寄稿している。X(旧ツイッター):@Thepowerofdive1
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