更新日:2024年11月29日 15:58
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“優先席で席を譲らない40代女性”にブチ切れた女子高生「非常識じゃないですか?」その後女性は…

妻に対して強く言えない雰囲気が漂っていた

当時を思い出したのか、岸本さんの話し声が大きくなる。直接文句は言わなかったのか? と訊ねると、岸本さんは、「言えませんよ。それに、旦那さんがね……」と答える。 「隣に座っていた旦那さんが申し訳なさそうにしていたんです。その女性が話しかけても、俯いてちゃんと答えてなくて。きっと非常識な行為をわかっていたと思うんです。だったら注意しろよとは思うんですが、妻に強く言えない気持ちはわかるので……」 仮に正しいことでも妻には言えない。いや、正しいとわかりきっているからこそ言えない。その気持ちが痛いほど分かったので、岸本さんは我慢して車内で立ち続けた。

年配男性を無視して座った女性に対して注意したのは…

数週間後、またしてもその夫婦と同じ車両に居合わせたという。 「同じ路線の同じ様な時間でした。その時も満員だったのですが、状況が少し違って。僕は既に席に座っていたんです。でも、二人の顔は覚えてたから、『あ、あの時の夫婦だ』って気が付いて、様子を観察していたんです。しかも優先席の前でしたから」 車内で立つ女性の右側には旦那、そして左側には年配の男性が立っていた。仮に席が空いたとしても、心遣いが求められるシチュエーションだ。 「でも、やっぱりと言いますか、また同じことをしたんです」 電車が停車し、乗客が降りていく。そのとき年配男性の前の席も空いたのだが、岸本さんが席を奪われたときと同じ動作で、女が席を確保した。 「そのとき、本当にイラっとしちゃって。今にも転んでしまいそうなおじいちゃんですよ? 常識外れとかのレベルじゃないですよ。注意してやろうと思って荷物をまとめて席を立とうとしたんです。でも、同じ様に思っていた人が他にもいて」 岸本さんが行動するよりも早く、乗客の一人が女性に声をかけたという。 「制服を着た女の子です。たぶん高校生だと思います。その子もお爺さんの隣に立っていたのですが、女性が席を奪ったのを見て、『それ、よくないですよ』って言ったんです。周りにもしっかりと聞こえるぐらいの声で。でも座ってる女性はそれを無視。全然動こうとしないんです」
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女子高生の“口撃”に屈して立ち去って行った
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