焼肉業界“閉店ラッシュ”の中で「焼肉きんぐ」「牛角」2大食べ放題チェーンが堅調である理由
幅広い世代に好まれる焼肉食べ放題
意外と厳しい経営実態
焼肉食べ放題店は週末のファミリー客を標的顧客に選定しているから、郊外立地の大型店が多い。焼肉はテーブルごとに無煙ロースターやダクト工事が必要で、坪あたりの投資額は100万円程度と言われ、他業態と比較すると初期投資の負担が大きい。
いくら坪当りの賃料が低いとはいえ、駐車場を含めた広さが必要だから、大型店は固定費の負担が大きい。だから、営業利益率5%程度と小型店の10%程度と比較すると利益率は低い傾向にある。もちろん利益率が低くても売上が大きい分、利益額は多くキャッシュは回り、現金創出マシンとしての役割は果たしている。
焼肉に限らず、外食店はイニシャルコストとランニングコストの低減に力点を置き、投資回収速度を早める計画を策定する。しかし、現在の資材や厨房設備など出店コストが高騰する中で、値上げが思うようにできず、経営はより厳しさを増しているのが実情だ。
飲食店支援専門の中小企業診断士・行政書士。自らも調理師免許を有し、過去には飲食店を経営。現在は中村コンサルタント事務所代表として後継者問題など、事業承継対策にも力を入れている。X(旧ツイッター):@kaisyasindan
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