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「外食したくてもできない」日本人の懐事情。ランチ実態調査も「自炊」が4年連続1位に

ワンコインランチは一部を除いて“昔話”に

ジョイフル

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 何もかもが値上がりする中で、外食に行ってワンコイン(500円)でランチを食べるのは無理になってきた。  ファミレスチェーンでワンコインで提供しているのは、先述のサイゼリヤと、ジョイフル(500円税込)くらいだろう。以前は、低価格業態の代表だったガストもワンコイン内で日替わりランチを販売していたが、今は約700円税込(3段階・地域価格制)まで値上がりしている。  今の外食店を見渡すと、価格は高めでも顧客が価値を認めた話題の店には行列ができるが、物価高の煽りを受けて単なる値上げをした店は閑散としているなど、二極化しているのがより明確になってきている。  みんなが値上げするから一緒に値上げする店は生き残りが厳しそうだ。自店の顧客提供価値(バリュープロポジション)は何かを明確に訴求し、お客さんの吸引力を高める努力をしなければならない。<文/中村清志>
飲食店支援専門の中小企業診断士・行政書士。自らも調理師免許を有し、過去には飲食店を経営。現在は中村コンサルタント事務所代表として後継者問題など、事業承継対策にも力を入れている。X(旧ツイッター):@kaisyasindan
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