“ひと味足りない”ときには砂糖を入れるべし。誰でも「自炊の飯が美味くなるコツ」を人気料理研究家が伝授
近年は自炊やキャンプ飯に凝る人が増えているが、「毎回味にばらつきがでる……」「なぜかいつも味がまとまらない……」といった悩みを抱える人も少なくないはず。やはり素人がつくる飯は限界があるのか? しかし、“クッキングエンターテイナー”のCOCOCORO大西哲也さん(@bbq0024)は「素人でも家庭料理を超える味を作ることができる」と断言する。YouTubeで登録者数46万人、総再生回数1億回以上を誇る人気料理解説『COCOCOROチャンネル』を配信し、今年3月には自身5冊目の料理解説本『豚かたまり肉を買ってみました』(ワニブックス)を出版した大西さんに、「自炊の飯が美味くなる手軽なひと手間」を伝授してもらった。
――素人でも簡単に料理を美味しくできる方法ってありますか?
大西哲也さん(以下、大西):ありますよ。たったひと手間かけるだけで、味を大きく変えることができます。近著『豚かたまり肉を買ってみました』の中でも2つのひと手間に触れているのですが、1つは塩と砂糖の意外な効果です。塩は塩味をつける、砂糖は甘さをつけることができますが、それだけじゃないんです。
塩には脱水効果があり、浸透圧によって水分だけでなく、肉の臭みも抜くことができます。水分は抜けるけど、うま味は抜けずにむしろ凝縮されるので、塩を振りかけるだけで濃厚な味になるんですよね。さらに肉の筋繊維を柔らかくする効果もあるんです。
そして、砂糖には素材の保水力を上げる効果があります。しっとりとした食感になって、素材が縮みにくくなる効果もあります。こういう科学的な効果も知っていると、料理のレベルをぐんと上げることができますよ。
――塩と砂糖には、そんな効果もあるんですね。でも素人的には、例えば野菜炒めを作る時に塩を足すことはあっても、なかなか砂糖を入れようって発想にならないんですよね……。
大西:料理の美味しさの決め手って、五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)のバランスなんですよ。野菜炒めの場合は、しっかり野菜の甘味を引き出せていれば、塩だけで十分美味しく作ることができるのですが、もし「何かひと味足りないな……」と感じた時は、砂糖をほんの少しだけ入れてみてください。
日本人が美味しいと感じる調味料の多くは、基本的に甘さが入っています。焼肉のタレとか、めんつゆ、ドレッシングなどは甘味があって、それだけを食べても美味しく感じるじゃないですか。これらには相当な量の砂糖が使われていますよね。そう考えると、砂糖ってすごく大事なことが分かるはずです。
ですから、料理の味がまとまらない時は、砂糖をちょっとだけ入れてみるといいかもしれません。ただ、あまり入れすぎると五味のバランスが崩れてしまうので、注意が必要です。
味つけだけじゃない。塩と砂糖の意外な効果
“ひと味足りない”ときには砂糖を入れるべし
1980年東京生まれ。毎日新聞「キャンパる」学生記者、化学工業日報記者などを経てフリーランス。通信社で俳優インタビューを担当するほか、ウェブメディア、週刊誌等に寄稿
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