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メンタルは鍛えられない?元自衛官が見た「心が折れない人の意外な特徴」とは

仕事以上に没頭できる趣味や推しがある

 自衛隊にいたとき、メンタルが超強いと言われる人たちと一緒に仕事をしたことがあります。とても厳しい状況のなか、偉い人たちに滅茶苦茶に叱られたり、否定されても、まるでノーダメージのように平然と自分の仕事を続けられるような人たちです。  その人たちにはある共通点がありました。それは、仕事以上に没頭している趣味や推しを持っていることです。  例えば、終業のラッパが鳴ったとたん、外にマラソンに行って20㎞ほど走る人、ゴルゴ13みたいな顔で、スイーツにハマっている人、某アイドルグループの話になると、壊れた機械のように永遠にしゃべり続ける人など。  普通の人にはちょっと理解できないくらいのレベルで趣味や推しなどに没頭していました。

仕事で否定されても、他に自分を肯定できるものがある生き方

ケーキを食べる男性

※画像はイメージです(以下同)

 当時は少し変わってるから厳しいことにも耐えられるのかなくらいに考えていましたが、今となってはその理由がよくわかります。  それは「仕事に依存しすぎていない」ということです。言い換えると、趣味や推し活など、自分があまり否定されない「優しい世界」を持つことです。  特にこれといった趣味や推しなどがなく、休日も仕事の残りを片付けたり、仕事のために休むような過ごし方をしていると、頭の中はずっと仕事モードなので、仕事で嫌なことがあったときになかなかネガティブな気持ちから抜け出すことができません。
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「まあ、いいか」とダメージを分散できるものを持っておく
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とある企業の危機管理屋。以前は幹部自衛官として、おもに師団司令部、方面総監部などに勤務。現在は会社員として働きながら、趣味の畑仕事や狩猟などを楽しむ日々を過ごす。一方で、転職をきっかけに自衛隊などの社会人経験で身につけたメンタルコントロール術、仕事や人間関係に対する向き合い方などを中心にXで発信を開始。フォロワー数は18万人を突破し、投稿はネットニュースなどにも取り上げられるなど、人気を博している。著書に『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語るこの世を生き抜く最強の技術』、新刊『人生から逃げない戦い方 メンタルダウンから生き延びた元幹部自衛官が語るユル賢い生存戦略』

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