仕事

「仕事の劣等感」が一瞬で消える考え方。社会で生き残るキーワードは“劇団員”

試験会場で周りの人が賢そうに見える現象と同じ

試験会場

※写真はイメージです(以下同)

 高校入試や大学入試のことを思い出してみてください。  試験前に参考書を開いて勉強する人ばかりで、みんな賢そうに見えたはずです。  でも、実際に入学してみると、自分とそんなに変わらない人ばかりだったのではないでしょうか。  結局、自分を含めてほとんどの人が、入試のときに「受験生」を演じていただけなんです。それが試験会場という舞台の独特の雰囲気に呑まれて、自分より賢そうに見えただけだと思います。

「中の人」を知ることができないから「デキる人」に見え続ける

 会社にいる人たちにも同じことが言えると思っています。  デキる人に見える人のほとんどは、会社という舞台で「社会人」を演じているだけです。  ただ、高校や大学では、入試が終わると劇団「受験生」は解散して「中の人」を知ることができます。一方で、劇団「社会人」は基本的に解散することはないので、仲良くならない限りは「中の人」を知ることはできません。  なので、会社にいる人たちはデキる人に見え続けてしまうんです。
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会社という舞台でいかに仕事を「デキる風」に演じきれるか
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とある企業の危機管理屋。以前は幹部自衛官として、おもに師団司令部、方面総監部などに勤務。現在は会社員として働きながら、趣味の畑仕事や狩猟などを楽しむ日々を過ごす。一方で、転職をきっかけに自衛隊などの社会人経験で身につけたメンタルコントロール術、仕事や人間関係に対する向き合い方などを中心にXで発信を開始。フォロワー数は18万人を突破し、投稿はネットニュースなどにも取り上げられるなど、人気を博している。著書に『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語るこの世を生き抜く最強の技術』、新刊『人生から逃げない戦い方 メンタルダウンから生き延びた元幹部自衛官が語るユル賢い生存戦略』

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