日本国憲法によって日本の伝統は“リセット”された? 上念司氏が語る教科書に載らない戦後史
日本国憲法に対する右翼・左翼の考え方
GHQは形式上日本国政府にアドバイスをする権限を持っていましたが、事実上はこの憲法草案に納得し、日本国憲法は生まれたのです。苦労して明治維新を成し遂げた先人たちの精神は受け継がれた。私はそう考えています。
しかし、右翼的な思想を持った人は、この日本国憲法によって日本は普通の国ではなくなってアメリカの属国になってしまったと言います。彼らが言うには、国の基本権である「交戦権」を放棄したことは、屈辱以外の何物でもなく、それを持たない日本はもはや国ではないのだそうです。
そして、左翼的な思想を持った人々も同様にこの憲法によって日本では革命が起きてすべてがリセットされたと主張します。8月のポツダム宣言受諾により日本には「実質的な」革命が起こったと彼らは言います。
「日本国憲法の制定によって伝統も歴史も断絶した」と主張するワケ
1969年、東京都生まれ。経済評論家。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、 臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一名誉教授に師事し、薫陶を受ける。リフレ派の論客として、『日本経済防衛計画』(扶桑社)、『経済で読み解く日本史 全6巻』(飛鳥新社)、『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』(講談社+α新書)など著書多数。テレビ、ラジオなどで活躍中。
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