日本国憲法によって日本の伝統は“リセット”された? 上念司氏が語る教科書に載らない戦後史
日本を分断や崩壊の危機に晒した「敗戦革命」とは?
大変残念なことに、戦後の占領政策を主導した連合国軍総司令部(GHQ)の一部に共産主義勢力が紛れ込んでいました。彼らは、日本社会を急進的に改革しようとする進歩的な思想を持ち、天皇を廃位させ國體を破壊することを目論んでいたのです。
実際に彼らは、軍隊を解体し、憲法改正や教育改革、労働運動の奨励などを推進しました。特に、労働組合の組織化や学生運動の活発化は、共産党の勢力拡大を助長し、社会不安をさらに高めました。
江崎氏は、この「敗戦革命」の動きが、日本を分断や崩壊の危機に晒したと主張します。中でも、1947年のゼネスト(全国的な労働者のストライキ)が成功していたら、本当に革命が起こっていた可能性は高かったと述べています。
当時、共産主義者たちは、戦後の混乱と社会不安を利用して、資本主義社会の転覆と社会主義国家の樹立を目指していました。
具体的には、労働運動を中心に広範な大衆を動員し、ゼネストを通じて日本政府の機能を麻痺させることを計画していました。彼らの戦略は、労働者階級の不満を糾合し、経済的混乱を政治的な変革へと結び付けるというものでした。
ゼネストはマッカーサーによって直前に阻止された
1969年、東京都生まれ。経済評論家。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、 臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一名誉教授に師事し、薫陶を受ける。リフレ派の論客として、『日本経済防衛計画』(扶桑社)、『経済で読み解く日本史 全6巻』(飛鳥新社)、『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』(講談社+α新書)など著書多数。テレビ、ラジオなどで活躍中。
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