仕事

退職代行もお手上げの“迷惑な若者”の実態「責任を問われたくないので、引き受けてくれますか?」信じられない相談内容も

親身になって相談に乗った結果…

[若害]の激ヤバ実態

「電話やメールでの言葉遣いが悪い若い利用者も多いですが、その程度ではもはや気にならなくなりました」と話す田嶋氏

若い女性から「懲戒解雇されそうだから助けてほしい」と懇願され、騙されそうになったこともあったとか。 「ブラックな企業のなかには、退職を申し出たのに懲戒解雇扱いされる事例もあります。だから親身になって話を聞いたんすが、結果的にはトップオブトップの若害でした。シフト制のアルバイト業務だったそうで、彼女は自分のシフトを増やすことで給料を上げようと考えた。 で、ほかのバイト同士を仲違いさせようと偽のトーク画面を使って画策したり、社内に悪評を垂れ流したりしていて、それがめくれて懲戒解雇になる寸前だったと……。懲戒解雇に不服申し立てするというのは、もはや弁護士案件だったため、穏便にお断りした形です」

退職代行を“逃げ道”と捉える若者たち

平気でこんな相談をしてくる若害は増え続けているそうで、退職代行側も「またか……」と頭を抱える日々。 「退職代行が、退職時にトラブったときのセーフティネットとして認識されてきたのはありがたいです。ただその半面、『退職代行に頼れば社内トラブルまで解決する』と勘違いして丸投げしてくる若害利用者にはやはり悩まされます」 退職代行を“救い”ではなく“逃げ道”と捉える浅はかな若害も存在するのだ。 【退職代行OITOMA 田嶋翔太氏】 H4が運営する退職代行サービスOITOMAでオペレーター長を務める。OITOMAのYouTubeでは実在したモンスター退職者などを紹介
[若害]の激ヤバ実態

退職代行OITOMAの田嶋翔太氏

取材・文/週刊SPA!編集部 ※3月25日発売の週刊SPA!特集「[若害]の激ヤバ実態」より
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週刊SPA!4/1・8合併号(3/25発売)

表紙の人/澄田綾乃

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