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「背が低い」ことをプラスに変える成功法則

「独活(うど)の大木」「大男、総身に知恵が回りかね」というが、長身を良しとする価値観が根強いのは事実。とはいえ、周囲を見渡せば、目端が利いて結果を残しているヤツに、小柄な男は多い。いささかのムチャは承知ながら、「山椒は小粒でもぴりりと辛いのか?」を考えてみた!

◆まずは、成功者の“証言”から考えてみる!

泉 忠司氏 160cm

泉 忠司氏 160cm

 イギリス文学を専門とする大学講師にして、受験参考書から恋愛小説、ビジネス本の著者である泉忠司氏。著作の累計発行部数は300万部超、「あらいぐまラスカル」特別広報部長をはじめ、さまざまな企業の役員や顧問として、経営コンサルティングや戦略的プロデュースをも手がける。そんな氏が主宰するビジネスセミナー(2日間100万円など)は毎回、満員御礼。

「やりたいと思ったことで、実現しなかったことは何もない」と自ら語る、紛うことなき成功者にまずは話を聞いた。

「背が低い人が成功するという仮説ですが、正しいと思いますよ。実際、億万長者に小柄な人は多い。皆共通するのはエネルギーに満ち溢れていること。ポジティブで完全に振り切っています。実際、背が低いことでマイナスなことは何ひとつありませんから」

 泉氏も小学校のとき、整列すれば一番前。「チビ」とからかわれることもあったというが、そんな雑音も「だから?」としか思わない。むしろ、「チビなおかげで足が速い」「チビなおかげでフットワークが軽い」「最前列サイコー! 組み体操は一番上! ラッキー!」。

「成功者に共通する考え方はすべてを肯定的にとらえること。そして、絶対的な自信が必要です。その自信には根拠などいりません。世の中はすべて自分がどう考えるかという“解釈”にすぎず、唯一絶対の答えなんてないんです。160cmという身長、事実は変えられないが、その解釈は変えられる。

『背が低いせいで……』と言う人は、悲劇の自分に酔いしれてるだけではないでしょうか」

 さらに、大切なのは“主体者意識”であると力説する。

「自分自身が自分の人生の支配者になることです。成功する人は、

『自分がそのとき、一番欲しい』と思うものだけを取りにいける人。意外とこれができていない人は多いんですよ。ゴールを設定しながらも、周囲の雑音に惑わされ、2番3番を捨てられない。例えば、僕自身、“なぜ全国模試1位なのに東大に行かなかったのか”とよく聞かれますが、自分にとっては東大よりも尊敬する教授のいる横浜市立大のほうが上だったというだけ」

 価値観は人それぞれ。他人に惑わされてはならないということ。

「そういえば、昔、付き合っていた彼女に、『唯一の欠点は身長』『背が小さくなければ完璧なのに』と言われたことがあります。でも、それを差し引いたとしても、俺がいいんでしょという話(笑)。それを自分の失敗の決定要因にするかどうかは自分次第ですよ」

【泉 忠司氏 160cm】
1972年、香川県生まれ。その経歴、成功哲学は『コンフィデンスシンキング』(小社刊)、『「魚の釣り方」は自分で考えろ』(中経出版)などの著作に詳しい。取材に訪れたのはお台場にある会員制ホテルの最上階スーパースイートルーム。1泊50万円以上!

― 新説「背の低い男は成功する!」は本当なのか?【1】 ―

コンフィデンスシンキング~成功のための7つの絶対原則~

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