更新日:2013年03月11日 09:07
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アップルストア5番街は24時間365日営業

景気回復で活気を取り戻すニューヨークの最新ガジェット事情を調査するため弾丸取材を敢行。現地で見えてきた日米の意外なギャップをお伝えしよう! ニューヨーク ニューヨークの空の玄関口であるJFK国際空港から市街地まで地下鉄を利用。一昔前までは治安が悪く、なかなか観光客が気軽に乗れる交通機関ではなかったが、現在では大きく改善された。さすがに世界一の快適度を誇る日本の交通機関と比べると見劣りはするが、マンハッタン内であれば昼夜を問わず利用できるライフラインになっている。  車内を見渡すと、日本同様、ケータイに向かって集中した面持ちでゲームに熱中している人が少なくない。ただし、違いはその内容だ。テトリスやチェスなどオーソドックスなゲームが人気のようで、日本のように課金や通信対戦を伴うものはニューヨークでは一般的ではないとのこと。ほとんど電波を受信することができない地下鉄内で通信を伴うゲームはハードルが高いということなのだろうか。 ◆アップルvsマイクロソフト、NY決戦が勃発!?  地下鉄に乗り一路向かったのは、マンハッタン5番街。この大通りには、ロックフェラーセンターをはじめニューヨークのランドマークが立ち並ぶが、それらにも負けない観光名所となっているのがアップルストア5番街店。  今は亡きスティーブ・ジョブズが周囲の反対を押し切りリニューアルを実現したというガラスキューブ状の建造物は、デザインにこだわり尽くしたアップルの面目躍如といったところ。さらにこのアップルストアの大きな特徴となっているのが、24時間365日営業という点で、深夜であっても多くのアップルユーザーたちで賑わっている。  店内のガジェットはネット接続がされているため、ショッピング目的ではなく、調べ物のために操作している観光客らしき一団まで。なかなか買い物もままならないほどの混雑具合のこの店舗は、世界中から集まったさまざまな人種でごった返しているが、同時に気になるのが年齢層の幅広さ。熱心にスタッフに質問するおじいちゃんおばあちゃんから、小さなテーブルと椅子が用意されたキッズコーナーで、一心不乱に画面を操作するちびっ子まで実に世代は多彩だ。  日本でもiPhoneの普及により、ユーザーの年齢層が広がったアップルだが、わざわざアップルストアまで行く小学生や高齢者はまだまだ少ないのではないだろうか。 ⇒【写真】NYアップルストア店内の様子
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=388405
 次に訪れたのは、アップルストア5番街店からほど近い位置にあるマイクロソフトストア。こちらはタイムズスクエアそばの一等地にWindows8発売のタイミングで出店したポップアップストア(期間限定店舗)なのだが、内装は思いっきりアップルを意識していて、フレンドリーな接客も同様。  ただし、イマイチ社員教育が徹底していないのか、なぜかスタッフ同士で記念撮影をして盛り上がっていて、周囲で取り残されるお客さんの姿も……。かねてから「アップルのパクリ」を指摘されてきたマイクロソフトだが、多額のコストをかけたであろう今回の期間限定店が、かえってアップルのスゴさを際立たせているのは、あまりにも皮肉な結果。「こんなことにカネを使うなら、Officeを少しでも安くしろ!」と思ったのは記者だけではないはずだ。 ⇒【写真】NYマイクロソフトストア店内の様子
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=388408
― NYガジェット通信【1】 ―
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