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乙武洋匡氏「ツイッターでは積極的にお騒がせしております(笑)」

乙武洋匡氏 先天性四肢切断という障害を抱えながら、明るく真っすぐな生命力を全身から放つ乙武洋匡氏。大学3年生のときに発表した『五体不満足』は500万部突破の大ベストセラーになった。その後、スポーツライターを経て、小学校教諭となり、その経験を小説にした『だいじょうぶ3組』が映画化(現在公開中)。映画では俳優としてデビューし、この4月からは東京都教育委員になるなどの活躍を見せている。

 4/16発売の週刊SPA!「エッジな人々」では、乙武氏が子供たちへの思いや「自己肯定感」の大切さなどを存分に語っているが、ネット上での乙武氏はツイッターでの炎上上等!というつぶやきでも有名。それについて聞いてみた部分をご紹介しよう。ときに障害をネタにした自虐を連発しているが、そこにはどんなメッセージが込められているのだろうか?

「積極的にお騒がせしております(笑)。僕のような身体障害者に対する見方、意識というものに対して、石を投げて波紋をつくっていくことは大事です。それ以外のことも、僕が新たに勉強して『おかしいな』とか『これ、みんな見て見ぬふりしてるんじゃない?』って気づいたことは、波紋が大きく広がるよう、どんどん炎上させていきたいですね(笑)」

 その乙武氏の言葉のパワーは、どこから生まれてくるのか。自身の体と関係はあるのだろうか?

「あると思いますね。一番は、ものごとを頼まなければいけないことがすごく多いので、相手に正確に伝えないと、本当にしてほしいことをしてもらえない。だから、あいまいな表現ではなく、そうとしか取れない表現を心がけるっていうのは、小さい頃から繰り返してきたのかもしれないです」

 一方、ツイッターではときおり下ネタもつぶやいていたりするが、そこにもある狙いがあるようだ。

『五体不満足』が出版された当時のイメージからか、『まじめな人』という印象が強いみたいで。下ネタを挟んで、取っつきやすさをつくっている部分はありますね。プロ野球でも、150kmの速球ばかり投げていると、バッターは目が慣れて簡単に打ち返せちゃう。でも、緩いボールを投げることで、そのストレートをより速く見せることができる。下ネタを含めた緩いネタをつぶやくことで、本当に伝えたい“ストレート”を投げたときに、伝わりやすくなるんです」

 このように書くと、すべてが計算づくのようだが、もちろんそうではない。「やたらと壇蜜さんのことをつぶやいてましたね」と取材陣がツッコむと「いや、あれは素です(笑)。壇蜜さんに会いたいです!! ここ、絶対書いといてくださいね」と笑う乙武氏だった。

<本誌構成/吉田大助 撮影/キッチンミノル 再構成/SPA!編集部>

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