「スピードラーニング」の効果を1週間実験してみた
苦手だからと諦めていたことも、ちょっとしたコツの習得で劇的に変わることもある!? ライターが封印してきたコンプレックスに1週間、向き合った! 自己改造に使うのも一興かも、よ
【英語力をつける!?】中学&高校、6年間やっても身につかなかった
ビジネスマンの必須スキルと言われる英語力。が、ライターKは、洋画であえて吹き替え版を望むほど英語・英文は大の苦手。
1週間で「英語力」習得をと言うけれど、正直、自信はない。
事前に行った『はじめてのTOEFL ITP 模試4回分』(アルク)での英語力チェックでも、ヒアリング問題は言葉が右耳から左耳に流れ、英文問題は脳が考えることを拒絶。直感だけを頼りに、何とか総合得点386~403点を獲得したが、確信をもって答えられた問題はなく、0点でもおかしくはなかった。
せめて、100点アップを目指そうと選んだ教材は、プロゴルファー・石川遼君のCMでお馴染みの『スピードラーニング』。サイトから注文し届いた中身を見ると、試聴用CDと開封したら有料のCDが同梱。10日以内に返却すれば無料だが、有料CDの封を開けると、初回セット価格9870円を支払う仕組み。なるほど、ね。
気になるその試聴用CDだが、まず、聞き方の説明から始まる。
「今まで習った英語の知識をすべて白紙に戻し音楽を聴くような感覚で英語の音を聞いてください。暗記をしない、意味を考えない、文字を見ない、辞書を引かない」
僕の英語の知識はもとより白紙の状態。ある意味、ベストコンディション。説明通りに毎日1時間の“聞き流し”の実践だ。
本編の内容は、日常英会話がストーリー仕立てになっていて、一文を英語で読み上げた後に、日本語訳が続く。「空港でタクシーに乗ってのやり取り」「デートでのやり取り」「デパートでジーンズを買うやり取り」などが、計18分。
英語⇒日本語を繰り返すことで、英語を英語で理解する回路ができるということらしいが、確かに、2~3日たった頃に少し変化が。
最初こそ耳障りで苦痛だった英語の部分が、普通にBGM的に聴けるようになってきたのだ。
4~5日目には英語部分だけ聴いても、意味が理解できるように。聞き慣れて、覚えてしまっただけかもしれないが、成長を実感。
しかも、6日程たった頃に、偶然ラジオで聴いた外国人芸人「パックンマックン」の英会話番組で、パックンの発する英語がなんとなくわかったような気がしたのだ。
⇒【写真】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=437568
気をよくし、有料CDを開けたい気持ちを堪え、試聴用CDを聞き続け、迎えた再テストの日。
正直、結構な自信があったのだが……現実は甘くない。
さすが最難関の英語試験と称される『TOEFL』。スピードラーニングのCDより会話スピードが速すぎる!!
開きかけた英語の回路が一斉に閉じていく。拒否感は前回より強く、結局、やはり直感にすがり、結果は336~363点。まさかの、減点である。
落ち込みながら帰宅したら、妻がドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』を観賞中。
試しに吹き替えを英語版にしてみると、意味がなんとなく理解できている自分がいた。主人公のキャリーが趣味である靴を買う際の店員とのクールなやりとりがわかるのだ! なんとなく、だけど。
「あなたが英語を話すために、私に10日間ください」というのが、スピードラーニングのキャッチコピー。1週間では足りなかったんだな、きっと。
<実践メニュー>
『スピードラーニング』の試聴用CDの英語+日本語(18分)、英語(5分)を毎日1時間、“聞き流し”
【Before】
386~403点
【After】
336~363点
― 1週間で人はここまで変われる!【4】 ―
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