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「ぶっちゃけ痩せたい(笑)」人気マシュマロ女子の本音

 昨今、ぽっちゃり女性の人気が各所で高まっている。ぽっちゃり女性向けのファッションブランドが次々に誕生し、さらに、ぽっちゃり女性向けファッション雑誌『ラ・ファーファ』(ぶんか社)も創刊。それとともに話題になっているのが、「マシュマロ女子」という言葉だ。

後藤聖菜さん

ネットで話題となった雑誌掲載ページ

 要はぽっちゃり体型の女性を表す新しい言葉なのだが、その言葉が拡散する火付け役となったのが、前出の『ラ・ファーファ』の人気モデル・後藤聖菜さんだ。昨年末、彼女の雑誌掲載写真がツイッター上で広まると、「普通に可愛い」「これはアリ!」などの声とともに、「マシュマロマンにそっくりだ」「ポケモンのカメックスと身長・体重が一緒だぞ!」など賛否両論が入り乱れることに……。

 このように、さまざまな意味で気になる存在であるマシュマロ女子だが、当の本人はどう感じているのだろうか。ぽっちゃりモデル・後藤聖菜さんを直撃した!

◆「ネットで炎上してくれた皆さんに、感謝したい!」

――「マシュマロ女子」という言葉がじわじわと話題になってきていますが、その火付け役の一人として、世の中の変化をどう感じていますか?

 今はだいぶ皆さんが優しくなった印象がありますね。昨年、最初にツイッターで雑誌の写真が出回ったときは、どちからというと“いじる”ような反応が多かった感じでしたけど、今はいろんな人のブログとかを見ていると「ぽっちゃり女性が以前よりも“アリ”になった」なんて意見もよく見ますので。なんとなく、いい評価も増えている感じがします。

――なかには“悪ノリ”したネットの反応もありましたが、心を痛めたのでは……。

 いや~まったく気にしていないですね(笑)。面白いなというか、むしろ炎上してくれてありがたいなと思っていました。「マシュマロマンに似ている」とか、確かに自分でも本当に似ているなと思いましたし、あと「カメックスとスペックが同じ」というネタも本当によく見つけたなぁと。今では逆にブログとかツイッターでも自分で使っていまして、ネタにさせてもらっていますね。まぁ、メンタル強いんですよ、私(笑)。

――実生活で会う周りの人の反応も変わりましたか?

 人気が少し出てきて、「やっとちょっとでも出られるところができてよかったね」と言ってもらうことが多いですね。というのも、これまではアイドル活動をしてたこともあったのですが、かなり鳴かず飛ばずだったので……。だから今までのことを考えたら、「こんな感じだけどいいよね!」って友達と喜び合っています(笑)。

――後藤さんはそもそも“普通”の体型だったそうですが、いつ頃からぽっちゃり体型に変わったんですか?

後藤聖菜さん

しゃべりも達者な後藤さん

 2、3年前に演技の役作りで太る必要があって、それからですね。けっこう短期間で大きく変化しちゃって……。その後に、「痩せないとほかの仕事は無理だよ」と言われていたんですけれど、ダイエットって難しいじゃないですか、美味しいモノの誘惑もあるし。「がんばって少し痩せたけどまた戻っちゃった~」とかを繰り返していたところ、ちょうどこの『ラ・ファーファ』のお仕事が来たんです。けど、最初は出ることに少し抵抗もあったんです。というのも、今までは「体型が大きいとダメだよ」と言われていたのに、この雑誌に出たら将来どうなっちゃうんだろうなと。芸能界にはずっといたいと思っているんですけれど、「コレに出て将来、ほんとに売れるのかな?」って疑問がぶっちゃけありましたよ。けど、やってみたらやってみたでこんな感じになるし。周りの関係者の方から「聖菜ちゃんがいなかったらラ・ファーファはこんなに話題にならなかったよ」という言葉もかけてもらえるようになって、今では本当にやってよかったなと思いますね。ぽっちゃり業界に飛び込んでよかったなと。

――ぽっちゃり業界!

 はい。『ラ・ファーファの』ような雑誌や、大きいサイズの女性服のフィッティングモデルとか。あとは、ぽっちゃりモデルで写真集を出しているコとか、けっこういるんです。それが私の考える、ぽっちゃり業界です。

――そんなぽっちゃりモデルさん同士でライバル心が芽生えることもあったり……。

 いや、どちらかというと穏やかなコが多いので、あまりギスギスした感じになることはないと思いますね。モデルのコと話していると、みんな「●●ちゃん、最近すごいねぇ」「そんなことないよぉ。●●ちゃんもすごいよぉ」みたいな、おっとりとしたノリです。

――後藤さんのファンの方は女性が多いんですか?

 女性と男性が半々くらいという印象ですね。女性だとやっぱりぽっちゃりした人で、ブログ経由とかで「メイクの仕方を教えてください」と言われたり、あとは単純に私のキャラクターを好きになってくれた方がいらっしゃいます。男性ではアイドル時代からのファンの方と、いわゆる「デブ専」的な人が中心です(笑)。

――ぽっちゃり好きな男性のほうは変化が出てきたと思いますか?

 最近だと、高校生の男子とかからもファンレターが来たりするんですけど、年配の方もずっとファンでいてくれてる方もいて、年齢層広いなぁと感じるようになりました。本当は痩せてる女性が良いという人もファンでいますから、本心はわからないなぁって。ちなみに前の彼氏もスレンダー好きでした(笑)

◆「普通の体型の女性向け雑誌にも出てみたい!」

――ちなみに、ぶっちゃけ痩せたい?

 そりゃ思いますよ!女子はどんな体型でも悩みはあるし、『ラ・ファーファ』をいつか卒業したら、普通の痩せているコの雑誌にも出てみたいですし(笑)。でも、今はぽっちゃりモデルという立場を確立させたいので、痩せるのはその後にしようかなと。痩せた暁にはダイエット本を出したいです(笑)。

――食生活とかも気にしたり……。

 気にしますね。私、野菜が大好きなんですけど、野菜だけを食べていると痩せちゃうので、炭水化物も一緒に、それも大めに採るようにしています。

――なるほど、普通の女性とは逆のケアなんですね。

後藤聖菜さん はい(笑)。お肉とかもあんまり好きじゃないんですよね。それよりも炭水化物のほうが好きで、一番好きなのはパスタです。

――では、そんなに食欲旺盛というわけじゃないんですね。

 でも人よりは食べるほうだと思いますよ。野菜をすごいてんこ盛りで食べてからパスタとかを食べるんで、結果的にけっこう食べていると思います。ただ、あんまり痩せてもダメだけど、これ以上太るのもダメなんですよね。というのも、マシュマロ女子と言われていますけど、それで世の女性に「太ってもOKなんだ」というイメージをつけたらダメだと思うんですよ。「今の体型でもできるオシャレを楽しむ」のはいいんですが、太ってもいいわけじゃないんですよ。「太っていいんだ」という考えになっちゃダメなんですよね。

――後藤さんは、「ぽっちゃり」と「デブ」の境界線をどう考えますか?

 う~ん、単なるかわいい表現と汚い表現という違いという部分はあると思うんですけど、ただあえて言うなら、ぽっちゃりは明るくて見た目も気にしていて、ポジティブなの女のコのことだと思います。逆にオシャレにも気を遣わなくて、「もう私はデブだから」ってネガティブにふさぎ込んでいる人は、デブ。なんとなくそんな認識です。

――単純に肉付きの問題ではないと。

 そうですね。どちらかというと精神的なものかなと。ただ、私のなかにはぽっちゃり体型にもレベルがあって、「(ぽっちゃりのなかでも)かなり大きめ」「けっこう大きめ」「普通」「細いほう」「けっこう細め」と、5段階くらい基準があるんですよ。ちなみに私は「けっこう大きめ」ですね。「かなり大きめ」だと、だいたい100kg超えとかで、「普通」は70kgくらいですかね。たぶん、世の中で「ぽっちゃりだね」と言われるのは55~65kgくらいの人だと思うんですけど、55kgなんて私から見たらガリガリですから。

――体重の話が出たのでお聞きしますが……というか伺っていいものか悩むところですが、後藤さんは今は何kgなんでしょうか?

 今現在は85kgですね。『ラ・ファーファ』ではモデルの体重とかサイズを細かく載せているので、聞かれてもまったく問題ないですよ。ただ、最初は公表するのが少し恥ずかしかったので、ぶっちゃけ10kg減らして公表していたんですよ。女の子ですから(笑)。そしたら案の定というか、ネットで超叩かれましたね。「この体型で75kgのわけないだろ!」と。それで「本当は……」とツイッターで公表しました(笑)。今では日本全国に知れ渡っているのでまったく恥ずかしくなくなりましたし、あと、実際には私くらいの体型だと5~10kgくらい痩せても、あんまり見た目の変化が出ないんですよ。ちょっと減ったところで全然わからない。それが現実です(笑)。

――最後に今後の目標などをお教えください。

 この「マシュマロ女子」や「ぽっちゃりモデル」というジャンルを確立したいので、もっと広く活動していきたいですね。尊敬しているのはベッキーさんとシェリーさんなので、頑張ってそっち方向にいきたいなと。

――尊敬している人は普通の体型なんですね。

 いや、渡辺直美さんも大好きですよ(笑)。一緒に仕事をさせてもらう機会が多いんですけど、すごく気さくでオシャレだし。あと個人的にはバラエティ番組にも出たいです。特にゴールデンタイムのオファー待っています(笑)。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=603172

<取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/渡辺秀之>

【後藤聖菜】
’94年10月25日生まれ。ぽっちゃりモデル。幼少期からキッズモデルやアイドルとして活動。3年ほど前に役作りのために激太り。それをきっかけに雑誌『ラ・ファーファ』の専属モデルに抜擢され、ブレイク。「マシュマロ女子」という言葉が世に広まる火付け役となった。オフィシャルブログ「聖なるマシュマロ女子」Powered by Ameba(http://ameblo.jp/goto-seina2/

la farfa(ラ・ファーファ) VOL.5

日本初のぽっちゃり女子のファッション誌




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