犬好きと猫好きはどう違う?『いぬのきもち』『ねこのきもち』編集部に聞いてみた
世の中の人間は犬派と猫派に大別できる。犬派が「犬のほうが利口でかわいい」と言えば、猫派は「猫のわがままなところがかわいい」と言うなど、両者は決して譲らない。犬vs猫、本当にかわいいのはどっち!?
◆『いぬのきもち』『ねこのきもち』編集部に聞く 犬好きと猫好きはどう違う?
犬好き、猫好きのための情報誌『いぬのきもち』と『ねこのきもち』。読者が求めるものに違いは?
「多くの種類の犬を出すようにしています。犬種はもとより体格もさまざまで散歩やお手入れの仕方も違うからですが、単に情報面だけじゃない。皆さん自分が飼ってる犬が好きなのだから、たとえばトイプードルが流行りでも、そればかり載せるわけにはいかないんです」(『いぬのきもち』編集部)
一方、『ねこのきもち』は、情報を入れ込みつつも、「読者はかわいい猫の写真にキュンとするようなので写真を大きめに。特に冬は丸まったところ、夏は“ヘソ天”(ヘソを天井に向けて寝転がる姿)など、季節モノ写真を楽しんでいただいています。猫は室内飼いのため、お披露目の機会がない。自分ちの猫を見せたいという方も多いので読者投稿欄を充実させているんです」(『ねこのきもち』編集部)。 カワイイ系写真が必須という点は『いぬのきもち』も同じで、特に「無防備な寝姿」は人気とか。
また、両誌には年6回ふろくも付いていて、「実用的なもの、かつ安全性にも配慮している」という『いぬのきもち』に対し、『ねこのきもち』は「やはり一緒に遊べるものが喜ばれます。飼い主さんに猫の気を引きたいという気持ちもあるようで」なんて違いも。
ちなみに、発行部数が多いのは『いぬのきもち』で、「しつけなど、飼い主がやらなければならないことが多く、情報を必要としているからではないかと。また家族全員で読んでいるとか、創刊からずっと読み続けてくれて、犬が2代目という方もいる」(『いぬのきもち』編集部)という。さらに両編集部が遭遇した犬好き、猫好きのびっくりエピソードも聞いたところ、「散歩中に蚊が飛んできたとき、犬が刺されては大変と、飼い主さんが自分の腕を差し出したそうです」「4匹の飼い猫のために一軒家をリフォームし、猫用のサンルームや洗面台まで作った人も」と、どちらもナイスなバカっぷり。飼い主たちの愛の深さは勝負なし!?
取材・文/石島律子 漆原直行 昌谷大介(A4studio) 撮影/落合星文 浅田 創
― [犬バカvs猫バカ]カワユさ自慢バトル【10】 ―
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