「スマホゲームに課金する暇があるなら、小銭でも稼ぐべき」節約の達人が伝授
―[[スマホで稼ぐ](得)錬金術]―
いまや社会人の必需品ともいえるスマートフォン。普及に伴い、各スマホに対応するアプリも増えている。生活・仕事の便利ツール、暇つぶしのゲームなど利用方法は人それぞれだが、儲けのツールとして活用することも可能なのだ。電車の移動中や待ち合わせなど、スキマ時間をカネに換える秘策を伝授!
◆ゲームに課金する暇があるなら、小銭でも稼ぐべき
手軽な小遣い稼ぎとして、スマホのアプリが注目を集めている。“節約の達人”として知られる丸山晴美氏も、空き時間を利用して日々実践しているという。だが、ひと口に“小遣い稼ぎアプリ”といっても、いくつかのパターンに分類されるようである。
「現在のメインは、ポイントサイト(=小遣い稼ぎ)系アプリ。これはもともとPCで始まったサイトをアプリ化したもの。だからPCとスマホのダブルで登録しておくと、より効率的に稼げます」
これらの代表格として挙げられるのが「げん玉」「ハピタス」「モッピー」など。資料請求だけでポイントが貯まるので、主婦層を中心に浸透しているようだ。
一方、より時間つぶし的要素が強いのが「釣っトク」などのゲーム系アプリ。実際に記者の前にスマホを出した丸山氏は、「ほら、これがTサイトスロット、これが楽天ラッキーくじ」などと矢継ぎ早に説明を続けていく。ゲームをいじり倒す様子は、日常生活のすべてを小銭に還元するというスキのなさを感じさせるのに十分だ。
「電車で移動している間にちょっといじったりしていると、月に数千円くらいはすぐ貯まりますよ。面倒くさいという人もいるかもしれないけど、ゲームに課金するよりも生産的だと思いますね」
小遣い稼ぎアプリは一日に遊べる回数が制限されている。それゆえ、一日の大半を浪費するということも少なそうだが、最後に丸山氏は、過熱する小遣い稼ぎブームに対して警鐘を鳴らす。
「中にはクレジットカードを作らせたり、消費者金融に入会するよう誘導する業者もあるんです。たかが小遣いのためにそこまでするのは、本末転倒だと思いますね」
丸山氏は登録メールアドレスも捨てアドにし、会社情報も精読し大手以外は使わないという。小銭のために足元をすくわれないよう、注意深い姿勢が求められそうだ。
<丸山さんのオススメアプリ>
●さんポトラ
「GPSを利用したアプリで、散歩するだけでポイントが貯まります。私も保育園の送り迎えで稼いでいますが、外回りの営業の方なんてお得ですよね」
●スマポ
「特定の場所に行くと、ポイントがつきます。交換レートがよく、ビックカメラのポイントに移行できます。ただし都心中心で、地方は弱いです」
●Tポイント×Shufoo!
「これは絶対にやってもらいたいな。なにせチラシを見るだけで、Tポイントがどんどん貯まっていくんです。習慣化しちゃうと、あっという間です」
【丸山晴美氏】
節約アドバイザー。ケチではなく楽しい節約をモットーに活動。公式HP「らくらく節約生活。」http://www.maruyama-harumi.com
― [スマホで稼ぐ](得)錬金術【4】 ―
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