ガチ検証!自動販売機に釣り銭が残っている確率は?
― 井上純一「漂流芸人」vol.3 ―
自動販売機にある取り忘れた釣り銭。ホームレスの人々などの重要な資金源のひとつであると言われているが、実際、自動販売機にどれくらいの確率でお釣りが残っているのものなのか? そんな疑問に答えてくれたのが、漂流芸人・井上純一。彼が今回調査したのは、東京・品川~蒲田間と渋谷~新宿間の計20.5km区間内にある自販機478台(飲料類402台、たばこ76台)。この478台の自販機の釣り銭口に、どのくらいの頻度でお釣りが残っているのかをチェックした。「散歩しながらにして、お金が稼げるかも!」とウキウキしながら実験に取り組んだ井上だが、はたして結果は?
「結果から言いますと、釣り銭が残っていた自販機は478台中1台だけでした。想像以上にお釣りが残っている自販機がなかったので、お釣りが見つかるまで探し続けて、478台目でようやく釣り銭が残っている自販機を発見した感じです。ちなみに、残っていた釣り銭の金額は50円でした」
人通りが多い都内エリアゆえの結果なのかもしれないが、自動販売機478台中、たった50円の釣り銭とはかなりシビアな結果。
「今回の実験は、かなり消耗しましたね。調査には4時間もかかったのに、見つかったのはたったの50円。内心、始める前は『楽してお金が稼げる!』と思っていたんですが、お金目的でやるのであれば、時給800円のバイトを4時間しているほうがずっと儲かりますね……」
しかし、井上はこうも続ける。
「ただ、リサーチ中に歩いた分の消費カロリーが計測できるアプリを使用していたのですが、20.5km歩いて、消費カロリーは900kcal。体重を落としたいという人には、お金で気を紛らわせられますし、うってつけのダイエットかもしれませんね」
※なおこのときに見つけた50円は、最寄りの交番に届け出ました。
【井上純一】
ピン芸人。街中に行き交うさまざまな不思議をリサーチし、解明するのが生きがいの“漂流芸人”。スイーツ芸人&うまい棒芸人としても活躍。毎週土曜日20時~21時30分、ソラトニワFMにて放送中の『スパローズの原宿神宮前芸人』に井上刑事として不定期で出演中!
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