超高級ふりかけ、1万円でも10万食売れた至高の「ふわとろ感」
昨今、さまざまな企業が打ち出している「高級ライン」ブーム。食べ物から日用品まで、気になる「高値すぎる商品」を調査してみた
◆高級鰹を贅沢に使用「ふわとろ」な食感をふりかけで再現!
●小林食品 口どけ
価格:1万800円(税込み/2缶入り)/相場:100~1000円
価格1万円の超高級にもかかわらず、「幻のふりかけ」と呼ばれ、各所で大絶賛されているのが小林食品の1万円ふりかけ「口どけ」。
「まず、原材料には近海ものの鰹を使用。これは、本来であれば刺し身やたたきにするような、非常に希少価値が高いものなんです。また、とろける食感を再現するため、鰹節は0.01mmの超極薄に削ります。これには熟練職人の技が必要で……。原材料費と製造費を考えると、どうしてもこのくらいの値段になってしまうんですね」(小林食品・広報担当)
だが、こだわりぬいた商品開発の結果、口コミからメディアでも取り上げられ、「そんなにおいしいなら食べてみたい」という人が殺到。現在では、10万食以上販売するヒット商品に成長した。
さて、気になるお味のほうだが、「口どけ」という名の通り、口にいれた瞬間ふんわりと削り節が溶けていき、口のなかには鰹のうまみが十二分に残されていく。「ふわとろ」が、まさかふりかけで体験できるとは。しかも、繊細な味ゆえ、少量ではなく大量にかけて食べたほうが何倍もおいしい。貧乏っちく、「1口100円ぐらいかな……」などと計算せず、豪快に食すことをおすすめしたい。
― [高値すぎる○○]実際に試してみた!【3】 ―
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