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「家庭用炊飯器」販売員が本当に買っている4機種と絶対に買わない2機種

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。  前回は男性向けの「電気シェーバー」を紹介しましたが、今回は家族で使える5.5合炊きの「炊飯器」を取り上げたいと思います。数ある商品の中から、私が「買いたい&絶対買わない機種」を皆さんにお伝えします。

電気炊飯器には3つの加熱方式がある

炊飯器

※写真はイメージです(以下同)

 そもそも電気炊飯器の加熱方式は、以下の3つのタイプがあります。 ●マイコン炊飯器:底のヒーターから熱を伝えてご飯を炊く ●IH炊飯器:電気を使って釜全体にむらなく熱を伝えてご飯を炊く ●圧力IH炊飯器:圧力炊飯とIHの加熱を組み合わせてご飯を炊く  これらのタイプによって、ご飯を炊く能力や価格などが大きく変わってきます。それぞれ一長一短はありますが、5.5合炊きのように炊飯量が多いものを購入する際はIH炊飯器か、圧力IH炊飯器を選ぶと失敗しにくいと思います。

粒立ちがよく、甘いご飯が炊き上がる

 これを踏まえて今回、ベスト1位に選んだのは東芝の真空圧力IH「RC-10VSP」。  実勢価格は2万9000円前後と炊飯器の中ではミドルクラスの価格帯ですが、性能はハイクラスの炊飯器に引けを取りません。かなりコスパのいい商品だと思います。  RC-10VSPのポイントは、かまど本来の大火力と火加減でおいしさを引き出す「炎匠炊き」を採用しているところです。  こだわりの鍛造かまど銅釜の性能も相まって、かまどのような熱対流でふっくらと粒立ちがよく、甘いご飯に仕上げてくれます。
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格安なのに必要な機能はひと通り搭載
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