更新日:2022年10月24日 00:51
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浅草のセブンで“バカ売れ”しているモノとは? コンビニ3社の局地的ヒット商品

 世に存在するさまざまな「ヒット商品」。しかし、そんな中、ある場所でのみ、“局地的”にバカ売れしているモノがある。局地的ヒット商品の秘密を探った!

立地で特色が変わるコンビニこそ局地的バカ売れ商品の宝庫!

「日本のコンビニは東日本大震災後に利用のされ方が様変わりし、店ごとに売れる商品に変化が生じてきました」  そう語るのはコンビニジャーナリストの吉岡秀子氏。
【吉岡秀子氏】

【吉岡秀子氏】

「震災後、ほぼコンビニしか営業していなかった時期に、それまでコンビニに縁遠かった主婦や高齢層らが訪れるようになり、便利さに気づきました。客層が広がったことで、コンビニ側も品ぞろえを見直すようになったんです」  実際、幅広い年齢層が訪れるようになった最近のコンビニは、より一層地域に合わせて多種多様な形態をとり始めている。 「広々としたイートインコーナーがある『ファミリーマート 日枝神社前店』(赤坂)。忙しいなか昼食や打ち合わせに来るビジネスマンが多いため、“買って出ていく”ではなく“買って残る”滞在型の店舗になっています。時間短縮のため、セルフで購入できるカウンターコーヒーが売れている」
カウンターコーヒー

ファミリーマート日枝神社前店局地的ヒット商品 カウンターコーヒー

 コンビニとは無縁だった、おしゃれスポットにも進出するように。
「ローソン GINZA SIX店」

「ローソン GINZA SIX店」シックな外観はまるで高級ブティックだ

「できたばかりの『ローソン GINZA SIX店』(銀座)は、黒を基調としたおしゃれなデザインで、ぱっと見ではコンビニとわかりません。客層もビジネスパーソンや銀座へショッピングに来た人が多く、流行に敏感です。ここでよく売れているのが、美容や健康にいいといわれるグリーンスムージーや銀座みやげなど。他のローソン店舗でも売っている一般的なPB商品のほか目利きが選んだ高価な商品も置いてあり、GINZA SIXを訪れる美意識の高い老若男女が、吟味して買っています」
グリーンスムージー

ローソンGINZA SIX店局地的ヒット商品 グリーンスムージー

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海外の観光客による局地的ヒットも
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