Berryz工房「活動停止はみんなで決めた。後悔はない」
Berryz工房は特殊なアイドル・グループだ。活動歴11年という女性アイドルとしては異例のベテランであるにもかかわらず、最年長の清水佐紀でもまだ23歳。小学生の少女たちは、徐々に大人の女性へと成長を遂げ、やがて自分たちの人生もデザインできるようになる。そこで7人が出した結論は、皮肉なことに「無期限の活動休止」というものだった――。
――活動休止について、「Berryz工房以外にやりたいことが出てきた」という理由をさまざまな媒体で語っていますが、同時に「アイドル以外の世界を知らない」という不安も口にしていますが。
清水佐紀:ええ、それは大きいです。私はもう23歳で、この中では一番年上なんです。だけど同世代のコの話とか聞いていても、「どういうことだろう?」って思うことがすごく多いんですね。大学に入るための勉強もそう。社会人になるための準備もそう。たとえば地元の友達で何人かが集まったとき、「あ、この話って私だけわかってないな」っていうことが結構あって……。アンケートとかを書いていても自分が勉強不足だなって感じることがあるし、そもそもパソコンの使い方すらわかっていないんです。いまだにキーボードを人差し指1本ずつでしか打てないですし。焦りと同時に、恥ずかしいっていう気持ちが強いんです。
菅谷梨沙子:私もそうですね。小学2年生でこの世界に入って、この世界しか知らないので。地元にはもう結婚しているコもいるし、ママになっているコもいるんです。それなのに私は、銀行の振込み方法とかもわからないんですよ。税金、生命保険……そういうの、何もわかってない。
夏焼雅:私も、活動停止になったら海外旅行でもしようかと思っても、チケットの取り方すらわからないんです。スタッフや親がやってくれていたから。
嗣永桃子:PASMOならわかるけど!
徳永千奈美:うん、ようやくPASMOのお金は入れられるようになった。電車は毎日乗っているから。
菅谷:いや、でもホント親に頼らないと何もできないんです。この年になって「親がいないと」って、自分でもどうかと思いますよ。「このままでいいのかな?」って……。アイドルとか芸能人とかいう前に、1人の人間としての正直な不安ですね。
熊井友理奈:これくらいの年齢の女のコにとって当たり前のことが、私たちには当たり前じゃないんです。友達はみんなバイトとかしていますけど、時給とか日給とか、そういう言葉の意味も最初は知らなかったくらいですし。周りのコから見たら、普通じゃできないような仕事ができる私たちがうらやましく見えるのかもだけど、逆に私は普通のことがうらやましい……。
清水:でも、今からならまだ間に合うかもしれないって思って、前向きな気持ちでいます。
※2/24発売の週刊SPA!の「エッジな人々」ではBerryz工房のロングインタビューを掲載中。
取材・文/小野田衛 撮影/岡戸雅樹 再構成/SPA!編集部
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