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お灸は簡単にできるセルフケア。自然治癒力を高めて“隠れ冷え性”を解消

お灸の正しい使い方やツボの探し方を聞く

使い方やツボの探し方も教われる。無料体験は手のツボのみ

 女性ばかりでなく最近は“男の隠れ冷え性”も実は増加中。冷え性対策として思い浮かぶ「お灸」だが、使い方や効能を知らない男性は多い。そこで今回は銀座のせんねん灸で話を伺った。同店のショールームの特徴は、スタッフにお灸の正しい使い方や、ツボの探し方を聞きながら、実際に手のツボで無料体験ができる点だ。 「そもそもお灸は、自分でできるセルフケアの療法として広まったもの。『使い方をきちんと知りたい』『試してから使いたい』という方には、ぜひショールームに訪れていただきたいですが、お灸自体はドラッグストアで購入が可能で、誰でもすぐ始められますよ」  そう話すのは、「せんねん灸銀座」お灸ルーム所長の小泉洋一氏。また、ドラッグストアで販売されている同社のお灸は3タイプ程度が普通だが、ここではさらに多くのお灸を販売中。香りや熱さの違いを知りながら選ぶことができる。 「初めての方にオススメなのは、穏やかな温熱が特徴の『せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島』。それより少し熱めな『レギュラーきゅう 伊吹』も入門者向けです。男性の方には、熱さが強めで、にんにく成分も配合した『にんにくきゅう 近江』も人気ですね」  週3回、1回あたり3か所程度のお灸を据えても、かかる費用は月3000円程度。平日の帰宅後~就寝前の短時間でも実践できる手軽さも魅力で、火を使わないお灸なら、貼ったまま仕事もできる。  では、冷え性に効くツボは?
「せんねん灸銀座」お灸ルーム所長の小泉洋一氏

小泉洋一氏

「内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところにある『三陰交』は、胃腸の働きが低下して、体を温める力が弱っている人に効果があります。冷たいものを食べて体が冷えがちな人には、足の親指付け根の側面にある消化器を整えるツボ『太白』がオススメです。ツボは、なでたときに凹んでいる場所を探すのがコツで、詳しい位置はせんねん灸のサイトでも公開中です。正確な位置に据えられると、より効果を実感できるので、ツボを探しながらお灸を学ぶのも楽しいはずです」  体験で据えてもらったところ、想像したような強い熱さはなく、心地いい温もり。据えてもらった直後に肩が軽くなるなど、冷え性対策以外の面でも驚きの効果を実感したので、健康増進全般に興味がある人はトライしてみては。 【せんねん灸ショールーム銀座】 東京都中央区銀座5-10-9 銀座YKビル1F 営業:11:00~(火~土曜19:00まで、日曜祝・毎月末18:00まで) 休:月曜(月曜祝日の場合は営業)電:03-6228-5981
せんねん灸ショールーム銀座

せんねん灸ショールーム銀座

取材・文/古澤誠一郎 廣野順子 安田はつね(本誌) 取材/鼠入昌史(Ofiice Ti+) 撮影/難波雄史(本誌) ― 秋冬に発症する[男の冷え性]が危ない ―
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