「キャッツアイでパンク」の危険性はスポーツカーだけじゃない!その理由は…
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
先日、カーマニアの友人が運転するクルマに乗っていた時、タイヤが道路端のキャッツアイ(道路鋲)を踏んでしまった。
踏んだ瞬間、「ガガガッ」というショックがあり、「ひょっとしてタイヤが損傷を受けたかも」と思ったら、間もなくインパネに「タイヤ空気圧警告」が点灯。これはマズイとクルマを道路脇に止めて確認したところ、左前のタイヤのサイドウォールが裂け、完璧にパンクしていた。
タイヤサイズは、18インチの40扁平。かなり薄いタイヤだったので、キャッツアイとホイールにサイドウォールが挟まれる形になり、何か所か裁断されたようにズタズタの状態だった。
実は私も、同じ場所でキャッツアイを踏んだことがあり、その時はサイドウォール内部のカーカス(骨組み)が一部切れ、タイヤにコブができてしまった。結局タイヤ交換となったが、ゆっくりなら走ることはできた。
キャッツアイを踏んでパンクが増えたのはなぜ?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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