大森靖子「おじさんって、面倒くさくって可愛い」
昨年メジャーデビュー5周年を迎え、2月12日には自らの名を冠したベストアルバムが発売となるシンガー・ソングライター、大森靖子。女のコたちの可愛さ、めんどくささを、深く激情的なパフォーマンスで紡いできた彼女が思う「人間らしさ」とは――。
楽曲提供、アイドルのプロデュースなど多方面で存在感を発揮する“超歌手”大森靖子。メジャーデビューから5年、初のベストアルバム『大森靖子』が2月12日に発売となる。
「デビュー当時は27歳で、本当はもっと“完成”されてからデビューしたかったんです。私も大好きなアイドルなら、不完全さや未熟さが魅力になりますが、自分がそうなるのは許せなかった。私はどうありたいのか、世の中をどうしたいのか考えながら、カルマを背負って突き進んだ5年間でした」
本アルバムでは、道重さゆみや銀杏BOYZ・峯田和伸など、錚々たるアーティストとタッグを組んでいる。
「彼らは人格形成されるぐらいの“ときめき”を与えてくれた人たちです。道重さんのことは“世界一可愛い”って常に思っているけど、毎日可愛さを更新してくる。一方で、顔のむくみで悩んだり、涙もろかったりと、『人間ってこうあるべきだよな』って前向きにさせてくれる、本当に素敵な方です」
また、週刊SPA!とはグラビアの推薦コメントを寄せてもらうなど縁が深い。
「SPA!を読んでいそうなおじさんって、上から目線の発言が多くて、人間らしくて大好きです。“絶望してる俺”に陶酔してたりとか……。私も似ているところがたくさんあるんですが、めんどくさくって可愛い。人間って永久に完成されないものだと感じるし、ハゲてからが人生だなって思いますね」
すべてを肯定してくれる彼女に、おじさんからもエールを送りたい!
【大森靖子】
’87年、愛媛県生まれ。超歌手。プロデューサー兼メンバーとしてアイドルグループ「ZOC」を率いる。’14年にシングル「きゅるきゅる」でメジャーデビュー。100を超える楽曲から珠玉の44曲を収録したベストアルバム『大森靖子』が2月12日にリリースとなる。Blu-ray付属盤はMV45作品を収録。全国13都市を巡るツアーも開催予定
撮影/加藤 岳 取材・文/東田俊介
※週刊SPA!2月4日発売号より大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ
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