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100円ショップ「キャンドゥ」の売上高を見れば日本人のコロナ意識がわかる

キャンドゥ店舗「コロナで儲かった業界は?」 「コロナで大不況に陥った企業は?」  この3ヶ月間ほど、各メディアでこのようなテーマの記事を多く見かけた人も少なくないでしょう。  何より、私馬渕磨理子自身も、そのようなテーマで寄稿する機会が多かったのですが、すでに飲食業界とアパレルが大打撃を食らっており、ドラッグストアやEC業界が急成長していることはみなさんも周知の通りかと思います。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大が続く中で、密かに需要を獲得した業界がまだあるのをご存知でしょうか。  それが、100円ショップです。  特にその中でも、キャンドゥの株価はコロナ以前よりも高くなっていたのです!  キャンドゥがなぜ儲かってるのか? そう、コロナ禍の数少ない希望の灯火、いわば“キャンドゥル”的存在のキャンドゥの実態に迫っていきましょう。

キャンドゥの株価は“4倍返し”だ!

 まずは、衝撃的な事実からお知らせしましょう。キャンドゥの株価は、3月に1411円だった底値から、直近で2569円まで1158円上昇しています。  実は、この上昇幅はかなりすごいのです。  コロナ騒動以前の2月の下落幅を見ると、2月10日の1684円から3月13日は1411円の底値となっており、273円の下落となっていました。つまり、コロナ以前の底値から現在までの伸び幅を見ると、“4.2倍返し”の上昇となっているのです。  さらに、キャンドゥは7月13日に業績の上方修正を発表しています。2020年11月期の売上高は、前期比4.2%増の743億円、営業利益は同22.4%増の14億6000万円、純利益は同29%増の4億2000万円へと上方修正しています。  つまり、キャンドゥは、企業として絶好調なのです。
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なにがキャンドゥを伸ばしたのか?
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経済アナリスト/一般社団法人 日本金融経済研究所・代表理事。(株)フィスコのシニアアナリストとして日本株の個別銘柄を各メディアで執筆。また、ベンチャー企業の(株)日本クラウドキャピタルでベンチャー業界のアナリスト業務を担う。著書『5万円からでも始められる 黒字転換2倍株で勝つ投資術』Twitter@marikomabuchi

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